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ジョイフル、2020年7月から約200店を閉店-新型コロナで、全店の約3割

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大手ファミリ―レストラン「ジョイフル」(本社:大分県大分市)は、全店舗の3割にあたる約200店舗を2020年7月以降に閉店させることを6月7日に発表した。

ジョイフル(仙台市の店舗)。

新型コロナで大量閉店へ-全店の3割

ジョイフルによると、大規模閉店は新型コロナウイルスの感染拡大によるもので「定期的に同様の感染症が発生することが見込まれる中、消費者の行動や外食に対する価値観など、外食産業を取り巻く環境が大きく変化することが見込まれるため」だという。

東京・赤坂店。

「地域インフラ」の1つとなった過疎地域のジョイフル

ジョイフルは日本・台湾に約700店舗(FC含め774店、傘下のキッチンジロー・フレンドリーなどを含めると882店舗・2020年3月時点)を展開しているが、とくに九州・四国・中国・沖縄では、中山間地や離島などの過疎地域にも多く出店している(但し、離島地域はFC店も多い)。
そのため「町村内・島内唯一のファミレスがジョイフル」という地区も少なくなく、地域唯一のフリーwifi提供店・深夜営業店であったり、飲食店が少ない地域の高齢者の憩いの場として認知されている店舗やデイサービスの訪問先となっている店舗もあるため、大きな影響がでることも予想される。
なお、閉鎖予定店舗については6月8日時点では発表されていない。

大手ファミレスを巡っては、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてすかいらーくグループが深夜営業の完全廃止を発表したほか、ロイヤルホストを展開するロイヤルHDも店舗数の削減を発表している。
追記:経営難によりジョイフル傘下となっているファミレス「フレンドリー」は、ファミレス業態を廃止して「香の川製麺」など別業態の運営に専念する。

フレンドリー。

関連記事:ジョイフル、フレンドリーを2018年中に子会社化-経営難のフレンドリー、ジョイフルが創業時の「恩」返す
関連記事:ジョイフル、2016年10月に台湾初出店-5年間で100店舗目指す


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