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西新井トスカ西館・東武ストア西新井店、7月1日閉店-築45年で老朽化、建替えか

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東武伊勢崎線西新井駅ビル「西新井トスカ 西館」と、総合スーパー「東武ストア西新井店」が、7月1日に閉店する。
西新井トスカ西館(左)と東武ストア西新井店(右)。

西新井駅西口の駅ビル&総合スーパー

トスカ西館と東武ストアは1973年11月開業。売場面積は4,804㎡。
西新井駅では1981年4月には駅東口に「トスカ東館」が、1988年には東西館を結ぶ3階連絡通路に「トスカ ペアロード」が開業している。
トスカ西館は地下1階、地上4階建てで、売場面積は5,787㎡。
6月1日現在のテナントは100円ショップ「シルク」、CD・DVD「新星堂」など。
東武ストアは地上3階建てで、1階と2階が東武ストアの直営売場、3階はドラッグストア「クリエイトエス・ディー」となっている。

築45年、建て替え濃厚か

西新井トスカ西館と東武ストア西新井店のビルは築45年と老朽化しており、トスカ西館は地震時に倒壊の危険性がある「要緊急安全確認大規模建築物」に指定されている。
また、2017年3月15日に行われた足立区議会建設委員会では、東武鉄道がトスカ西館・東武ストアの建て替えを行う予定であるとの報告がなされており、閉館後のビル解体が濃厚と見られる。
なお、トスカ西館では新星堂など6店舗で閉館セールを実施している。

外部リンク:西館閉館およびペアロード継続のお知らせ(西新井トスカ公式フェイスブック)
外部リンク:東武ストア西新井店
関連記事:ドン・キホーテ西新井駅前店、3月2日開店-ドンキ集中出店の足立区、約1キロ圏内に3店舗


阪神梅田本店「建て替え第1期棟」6月1日開業-「食」の阪神、スナックパークも復活

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大阪市北区梅田の百貨店「阪神梅田本店」の建て替え第1期棟が6月1日にグランドオープンした。

阪神百貨店梅田本店建て替え第一期棟。

「食」の阪神百貨店、創業85年を機に生まれ変わる

阪神百貨店は1933年に阪神マートとして創業、1940年に現在地に移転。1951年にターミナル百貨店「阪神百貨店」として開店した。当初は地上2階建てであったが、1957年、1963年に大規模な増築工事を行い、地上8階建てとなった。

旧・阪神百貨店、大阪神ビル。

同店は西日本一のデパ地下とも称される地階食品売場を持つことで知られており、建て替え前は200を超える和・洋菓子、総菜、ベーカリーブランドの集積や、後述する「スナックパーク」は人気を集めたが、それらは今回の建替工事のために大部分が閉店・休店状態であった。

客層の拡大を図る-「食」の阪神、1階にも食品拡大

阪神梅田本店建て替え第1期棟が出店する建物は地上13階建てで、百貨店は地上9階~地下1階部分で営業する。建替工事に伴う総投資額は530億円。
今回開業する部分の売場面積は約27,000㎡で、従来の阪神百貨店の半分の規模。今後の増築により、元の面積とほぼ同じ規模となる。売上目標(2018年度通期)は410億円。
コンセプトに「毎日が幸せになる百貨店」を掲げ、「暮らし」や「健康」分野に軸を置いた生活に密着した売場づくりを目指すなど、阪急うめだ本店や競合店との差別化が図られる。

窓が印象的な夜の姿。

従来、阪神梅田本店は近隣の百貨店と比べ、顧客の年齢層が高いことが特徴として挙げられていたが、建て替えを機に30~40代の女性(特に阪急阪神百貨店が「西梅田OL」と呼ぶ働く女性層)も新たにターゲットにするなど、客層の拡大・若返りを目指したという。

関西初となるハンバーガーレストラン「Shake Shack」など新たなテナントも迎え入れ、客層の拡大を目指す。

これまで婦人雑貨などが販売されていた1階には新たに食品売場が拡大・展開されており、人気のベーカリーを集めた「パンワールド」や、約400種類のワインの試飲もできる「リカーワールド」が設置されたことも特徴だ。

日替わりで毎日15種類の食パンも並ぶ「パンワールド」。

賑わうオープン当日、ハイタッチ隊による歓迎も

開業当日となった1日の朝、2階デッキには営業開始を待つ多くの買物客で長蛇の列となった。
パフォーマーによるパントマイムの披露や吹奏楽の演奏、ハイタッチ隊による歓迎もあり、9時55分に華々しいオープンを迎えた

ハイタッチ隊やパフォーマーが買物客を出迎えた。

食文化発信「スナックパーク」復活-ちょい飲み需要も

今回の建て替え第1期棟の開業に伴い、人気のフードコート街「スナックパーク」も約3年ぶりに完全復活した

新装なったスナックパーク。

新装「スナックパーク」の常設店舗は13店で、これ以外に催事店舗が2店出店する。(2018年6月現在)
建替前から営業していた「阪神名物いか焼き」「ちょぼ焼き」「うまかラーメン玉子丸」「御座候」の5店舗に加え、箕面船場の天丼専門店「天ぷらの山」、中華そばの名店「カドヤ食堂」といった新ブランドも出店した。
阪神百貨店近隣では、ルクア大阪の「ルクアフードホール」「バルチカ」、阪急三番街の「ウメダフードホー」など、改装を機に食物販ゾーンを拡充させる商業施設が増加していることもあり、380円のローストビーフの注文でワイン30分飲み放題が540円となる「ローマ軒」など、ちょい飲みに適した店舗も導入されている。

大阪の食文化が集まる「スナックパーク」のメニュー。

阪急と合わせて「大阪梅田ツインタワーズ」形成

阪神電鉄は、今後西側部分の建替工事を進め、今回開業した部分と合わせて2022年春に「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」として全面開業させる予定。なお、阪神梅田本店部分は2021年秋にグランドオープンするほか、高層階はオフィスとなる。
また、2022年の全面開業時には阪急うめだ本店が入っている梅田阪急ビルを「大阪梅田ツインタワーズ・ノース」に改称、両ビルを「大阪梅田ツインタワーズ」と総称することになる。

阪急百貨店との連携も図られる。

外部リンク:TOP | 阪神梅田本店
関連記事:ミズノオオサカ茶屋町、4月20日開店-ミズノの「世界旗艦店」
関連記事:ウメダフードホール、3月28日開業-阪急三番街北館地下2階を全面改装
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ヤマダ電機テックランド茅ヶ崎店、閉店・建替えへ-旧ダイクマのディスカウント1号店、近く閉店か

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JR茅ヶ崎駅前の家電量販店「ヤマダ電機テックランド茅ヶ崎店」(旧ダイクマ茅ヶ崎店)が、老朽化のため近く閉店し、建て替えられる見通しであることがわかった。
ヤマダ電機テックランド茅ヶ崎店。

築50年で老朽化、8階建て店舗に建て替えへ

ヤマダ電機テックランド茅ヶ崎店はかつて首都圏で展開していた小売チェーン「ダイクマ」のディスカウントストア1号店として1968年に開業。
建物は地上4階建てで、店舗面積は9,867㎡。建物所有者はヤマダ電機。
大型ディスカウントストアだった名残から、生活雑貨や書籍売場が充実している。
茅ヶ崎市への5月25日の届け出によると、ヤマダ電機は築50年と老朽化した現店舗を解体し、地上8階建て、延床面積29,701㎡の店舗を新築する計画だという。
着工は2018年7月1日、工事完了は2019年4月30日をそれぞれ予定しているが、現店舗の閉店日や建て替え後の詳しい施設概要はわかっていない。(6月4日現在)

ヨーカ堂と二枚看板、茅ヶ崎で愛されたダイクマ

ダイクマは1922年に秦野市で呉服店として創業。1978年にイトーヨーカドーの子会社となると、以降は首都圏でディスカウントストアを多店舗展開してきた。
1979年にはダイクマ茅ヶ崎店隣に「イトーヨーカドー茅ヶ崎店」 が開業。同じグループの大型店2店舗は茅ヶ崎駅前の象徴として、長年茅ヶ崎市民に愛されてきた。
イトーヨーカドー茅ヶ崎店(手前)とヤマダ電機(奥)。

「ダイナミック!ダイクマ!」のキャッチフレーズで親しまれたダイクマであったが、1990年代以降「ドン・キホーテ」など新たなディスカウントストアチェーンが台頭すると、ダイクマは経営不振に。2002年にはアイワイグループ(現7&iHD)から家電量販店のヤマダ電機(高崎市)に売却され、茅ヶ崎店でもヤマダ電機への業態転換が行われた。
今年4月25日には店舗前の角地でダイクマ時代から営業を続けていた鯛焼き店「みよしや」が閉店。茅ヶ崎市民思い出の場所が消えゆく中で、50年の歴史を持つ施設も終焉を迎えることとなりそうだ。

外部リンク:30-2 新栄町地内 (仮称)ヤマダ電機茅ヶ崎店改築業務(茅ヶ崎公式サイト)
関連記事:テラスモール湘南、4月26日リニューアル-「辻堂」人気の火付け役、「湘南」アピールで集客めざす

ドン・キホーテ新大久保駅前店、6月8日開店-「多国籍の街」に対応した品揃えに

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東京都新宿区百人町のJR大久保駅・JR新大久保駅前に、ディスカウントストア「ドン・キホーテ新大久保駅前店」が6月8日に開店する。

ドン・キホーテ大久保駅前店。

新大久保にドンキ新店舗-新宿エリアのドミナント強める

ドン・キホーテ新大久保駅前店の建物は、地上5階地下1階建てで、ドン・キホーテは地上1階〜地下1階に出店する。売場面積は936㎡。
店舗周辺には「コリアンタウン」「イスラム横丁」が形成されるなど、多国籍化が顕著な地域であり、韓国・朝鮮人やイスラム教徒向けの飲食店も多数集積することから、韓国料理やエスニック料理向けの食材、調味料の品揃えを拡充させるなど、近隣飲食店の仕入れ需要にも対応する。
また、生鮮食品(青果・精肉)や日用消耗品の販売を行うなど、地域住民が普段使いしやすい店舗づくりも目指す。

ドン・キホーテ新大久保駅前店

住所:東京都新宿区百人町 2-17-1
営業時間:24時間

新店舗から約500m南東にはドン・キホーテ新宿店が位置する
(画像は公式サイトより)

ニュースリリース:2018年6月8日(金)『ドン・キホーテ新大久保駅前店』オープン~多種多様なニーズに24時間お応えする“地域密着型店舗”~ (ドン・キホーテ公式サイト)
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MEGAドン・キホーテ伊勢上地店、6月13日開店-三重県内最大のドンキ、ユニー・ピアゴ跡に

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三重県伊勢市上地町に、大型ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ伊勢上地店」が6月13日に開店する。

MEGAドン・キホーテ伊勢上地店。

三重最大のドンキ、ユニー跡にオープン-運営は長崎屋

MEGAドン・キホーテ伊勢上地店は、三重県内5店舗目となるドンキ店舗として出店。建物は地上2階建てで、売場面積は6,844㎡。
ドンキと資本業務提携関係にあるユニーの総合スーパー「ピアゴ上地店」跡(2017年11月閉店)への出店であるが、ユニーは店舗運営に携わらず、ドンキの100%子会社「長崎屋」が店舗運営を行う。
三重県内最大のドンキ店舗として、生鮮4品(青果・鮮魚・精肉・惣菜)をフルラインで展開するほか、店内調理の拡充やイートインの併設など、食品部門の強化を図る。非食品部門でも、ベーシック衣料やミセス衣料、白物家電を充実させるなど、地域住民が普段使いしやすい店舗づくりを目指すという。

僅か2km先にもドンキが…

新店舗の南東2kmほどの距離には、既にドン・キホーテ伊勢店が営業している。こちらは2016年4月の開店で、売場面積2,401㎡と比較的大型だ。
今回の店舗は長崎屋が運営する総合スーパー業態であるといえども、10万都市にドンキの大型店が2店出店するのは珍しい。
ドンキ社は、伊勢市内における2店舗体制構築により地域密着を強化するとしている。

MEGAドン・キホーテ伊勢上地店

住所:三重県伊勢市上地町字川西3118番地1
営業時間:午前8時~午後11時

新店舗の近隣にはドン・キホーテ伊勢店が位置する
画像は公式サイトより。

ニュースリリース:2018年6月13日(水)『MEGAドン・キホーテ伊勢上地店』オープン!~県内最大店舗誕生!伊勢市2店舗体制により地域密着を強化~ (ドン・キホーテ公式サイト)
関連記事:ドンキとユニーのダブルネーム店舗、屋号は「MEGAドン・キホーテUNY」に-2018年春から展開へ
関連記事:MEGAドン・キホーテ豊橋店、10月13日開店-メガドンキ、「クラスポ蒲郡」と「関マーゴ」にも出店

神田明神ホール、2018年12月開館-創建1300年記念で、境内に大型イベント・ライブホール

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神田明神の境内に建設中の「神田明神文化交流館」内に、大型のイベント・ライブホール「神田明神ホール」が2018年12月に完成する。

建設中の神田明神ホール。

創建1300周年に向けた記念事業

神田明神は平安時代の730年に創建。
主祭神として大己貴命(大黒さま)、少彦名命(恵比寿さま)、平将門命を祀っている。
1616年に現在地に移転し、江戸総鎮守となった。
神田明神文化交流館と神田明神ホールの建設は、2030年の創建1300年を前にした記念事業の一環となる。

神田明神の拝殿。

境内西側に建設される「文化交流館」内

神田明神ホールが入居する「神田明神文化交流館」は、境内西側の立体駐車場(屋上は屋上庭園として緑化していた)の跡地に設けられる。ホール部分の運営は都内でイベントホールや貸会議室を運営する「マグネットスタジオ」(中央区)が行う。
ホールの面積は316.6㎡で、最大700人収容という、秋葉原のなかでも比較的規模の大きなホールになる。

神田明神ホールのイメージ。

ホール内には300インチワイド大型スクリーン、レーザー方式10,000lmプロジェクターなどを備え、アイドルなどのライブコンサートのほか、企業の新商品発表会・プレゼンテーションの場としての活用も想定しているという。

館内図面。


館内イメージ。ホールとホワイエは画像のように一体化できる。

神社は古来から芸能の場となっており、現在も境内や神楽殿でアイドルライブなどを開催する神社も少なくないが、こうした本格的な大型イベント・ライブホールを備えるものは数少ない。
都心、そして神田・秋葉原という立地ならではともいえる「神田明神ホール」。どのように活用されていくのか楽しみである。

ラブライブ!とのコラボでも有名だ。

外部リンク:神田明神ホール
外部リンク:江戸総鎮守 神田明神
関連記事:ゲオGAMESアキバ店、2月10日開店-ゲオ、秋葉原に「ゲーム販売旗艦店」
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JR東日本、川崎駅西口の大型再開発着工-2021年の全面完成めざす

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JR東日本は、JR川崎駅西口再開発事業の起工式を5月18日に実施した。

完成時の外観イメージ(敷地北東側から)。

JR変電所跡地などを再開発-発展続く西口

JR東日本の川崎駅西口再開発事業は、JR東日本の変電所跡地とその周辺を再開発するもの。ミューザ川崎の南側、川崎ルフロンと線路を挟んで対面の場所に当たる。
敷地面積は約1万2400㎡で、3棟のビルが建設される。

建設予定地。

高層棟は地上29階地下2階で、主にオフィスとして活用する。
共用スペースとして、屋上にはラウンジも設けられる。

屋上ラウンジ。

低層棟は地上5階地下1階で、商業施設、フィットネス&スパなどが入居する。館内には保育施設も設けられる予定。

商業フロア。

ホテル棟は地上16階で、約300室規模の「ホテルメトロポリタン川崎(仮称)」が入居する。
インテリアデザイン監修は「SUPPOSE DESIGN OFFICE Co., Ltd.」で、ロビーカフェは「音楽のまち」川崎市の多彩な音楽文化を発信し、様々なイベントによって地域に新しいつながりが創られるような交流拠点を創出するという。

ホテルロビー。

全体の完成予定は2021年春だが、ホテル棟は2020年春に完成する予定。
JR川崎駅とは歩行者デッキで直結される予定で、JR東日本は、今回の再開発により川崎駅周辺の都市機能強化・歩行者ネットワークと回遊性向上を実現するとしている。

川崎駅歩行者デッキ上広場イメージ。
(イメージ画像はニュースリリースより)

外部リンク:川崎駅西口開発計画の本体工事着手について
関連記事:川崎ゼロゲート、2019年秋開業-パルコ、さいか屋跡に小型店
関連記事:アトレ川崎、2月17日増床グランドオープン-「東急ハンズ」など96店出店

JA松本ハイランド、イオンモール松本から7月撤退-別館「空庭」核店舗の1つ、僅か10ヶ月で

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松本ハイランド農協(松本市)は、2017年9月に開業した「イオンモール松本」にある農産物直売所「ファーマーズテラス松本」を2018年7月に閉店させる。

ファーマーズテラス松本。

僅か10ヶ月で撤退-売り上げ不振で

イオンモール松本は2017年9月に開業。
「ファーマーズテラス松本」は同モールの別館である「空庭」1階のなかで最も広い面積(約350㎡)を占める核店舗となっていた。

イオンモール松本の別館「空庭」。

コンセプトは「ふだんづかいの、食のプレミアム」で、地元の農畜産品、農産加工品を多く取り揃えていたほか、店内中央にはオープンキッチンを備え、出来立ての惣菜や弁当の販売もおこなっていた。
閉店を報じた日本経済新聞によると、開店当初より売上不振が続いていたという。

苦戦の「空庭」、回遊性を生み出せるか課題

空庭の1階にはレストラン街があるほか2階には映画館「イオンシネマ」があるほか、あるが、他館からは一旦外に出ないとアクセスすることができないため、比較的閑散としていることが多かった。

「空庭」のシンボルであるだるま。

とくにファーマーズテラス松本はイオンの食品売場からかなり距離があり、食品を求める客の回遊性が期待できる場所ではなかったことが苦戦の原因であると考えられる。

イオンモール松本の本館「晴庭」。

跡地の活用方法などは発表されていないが、本館の客が回遊するような抜本的な改革や、ホビー店など回遊性がなくとも遠くからでも目的買いの客が集まるような店舗の導入が求められるであろう(なお、空庭にはそうした店舗として模型店「ポポンデッタ」やヨガスタジオ「LAVA」も出店している)。

外部リンク:ファーマーズテラス松本(JA松本ハイランド)
外部リンク:イオンモール松本
関連記事:イオンモール松本、9月21日開業-カタクラモール跡地に3館170店が集結
関連記事:アリオ松本、2017年9月10日閉店-アルピコ松本バスターミナルの核店舗
関連記事:アルピコプラザ、2月15日開業-旧・アリオ松本、松電バスターミナルビルに


コーナン、HIヒロセと業務資本提携-ヒロセ株の約1割取得

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ホームセンター大手の「コーナン」を運営するコーナン商事(堺市)は、中堅ホームセンター「HIヒロセ」を運営するホームインプルーブメントひろせ(大分市)と業務資本提携を締結した。

コーナンの店舗(荒川区)。

共同店舗のない2社、提携へ

コーナンはホームインプルーブメントひろせ(以下、HIヒロセ)の実施する当社を割当先とする第三者割当増資等によりHIヒロセの普通株式 775,000 株を取得。取得額は明らかにしていない。コーナンはHIヒロセ株の10.1%を取得することになる。

HIヒロセの店舗。

今後はプライベートブランドの供給や商品の共同開発、共同仕入れ、ECビジネスなどに関する経営ノウハウの共有などをおこなうとしている。
なお、コーナンとHIヒロセに競合店舗は無い(最も近い店舗でも車で約30分の距離にある)。

生鮮売場を導入しているHIヒロセ、今後はコーナンも?

HIヒロセは大分市に本社を置く中堅ホームセンターで、九州各地に約30店舗を展開する。また、2008年には経営破綻した「OKホーム&ガーデン」の事業を引き継いでいる。
同社の多くの店舗は生鮮食品売場を併設、もしくは近隣に食品スーパーを設けていることを特徴としている。

HIヒロセ三重店の隣接地に出店するHIヒロセの食品館。

コーナンでは、生鮮食品売場を導入する際は他社スーパーを入居させることが多いが、将来的にはHIヒロセのノウハウを導入することで食品売場の完全自社運営をおこなう可能性もあろう。

外部リンク:資本業務提携に関するお知らせ(コーナン)
関連記事:ホームセンタージョイ、5月中にブランド消滅-山形地場、サンデーに吸収合併で
関連記事:DCM、ケーヨーD2と資本業務提携-ホームセンター最大手の地位かためる

住友商事、台湾の大手スーパー「美廉社」と資本提携

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住友商事は、台湾・三商グループ傘下の大手スーパー「美廉社 Simple Mart(シンプルマート)」(以下、美廉社)を展開する三商家購の株式を22パーセント取得し、持分法適用関連会社とする。

美廉社の店舗(公式Facebookより)。

「トモズ」展開で提携していた住友と三商、スーパーでも

美廉社は台湾の大手企業集団「三商グループ」傘下のスーパーで、2006年に一号店を出店。その後は台湾北部を中心にミニスーパーを展開、2018年4月末で627店舗を展開するまで急成長を遂げた。なお、三商グループは日本でも有名な牛肉麺チェーン「三商巧福」の親会社でもある。
住友商事は、三商家購の親会社である三商投資控股(マーキュリー&アソシエイツ・ホールディングス)が保有する株式を8月下旬までに取得。持分法適用関連会社とする。
三商グループは、2012年より住友商事と合弁企業を設立し、台湾内でドラッグストア「Tomod’s」の展開を行っている。

台湾の「Tomod’s」の店舗。

三商グループは台湾の流通大手ながら、先述したとおりスーパーへの参入からはまだ日が浅い。今後は住友商事との提携により「Tomod’s」や「サミット」のノウハウを活かすことで、事業の拡大を図っていきたい考えだと思われる。

外部リンク:台湾における食品小売事業への参入について
関連記事:新光三越台北南西店2号館、5月15日閉店-旧・衣蝶の旗艦店
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イオンモールいわき小名浜、6月15日開業-津波被災地発の「防災モール」

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福島県いわき市小名浜のショッピングモール「イオンモールいわき小名浜」が6月15日に開業する。イオンモールいわき小名浜。

福島臨海鉄道小名浜駅跡に開業

イオンモールはいわき市小名浜地区の「小名浜港背後地震災復興土地区画整理事業地」に出店。
建物は地上5階建てで、延床面積は約93,000㎡、総賃貸面積は約50,000㎡。専門店は約130店舗。
同地には2015年まで福島臨海鉄道(貨物線)の小名浜駅があり、敷地内にはレールや車輪をシンボルとしたメモリアルポケットパークが設置される。

駅があった歴史を記すメモリアルポケットパーク。

津波被災地発の「防災モール」-1階は駐車場に

2011年3月11日の東日本大震災では高さ2m超の津波が同地を襲ったことから、イオンモールは「防災モール」としての取り組みに注力。津波対策のため、1階を駐車場とするピロティ構造を採用し、2階〜4階に売場を展開する。
また、大災害発生時にはペデストリアンデッキと接続する店内通路や屋上を営業時間外であっても開放し、一時的に避難者を受け入れる。

施設は防災機能を備える。

福島産品を豊富に展開-イオンスタイルいわき小名浜

核店舗は総合スーパー「イオンスタイルいわき小名浜」。
2階食品売場では小名浜港から仕入れる「常磐もの」と呼ばれる地魚が充実した鮮魚コーナー、ブランド牛「福島牛」を提供する精肉コーナー、いわき市の特産品「トマト」のラインナップに力を入れた青果コーナー、「ほっきめし」や「福島牛の牛めし」といった地元グルメを取り揃えた惣菜コーナーなど、福島・いわきの名産・名物を豊富に展開する。

2階食品売場。

4階にはベビー・キッズの専門店「キッズリパブリック」、家具・インテリアの「ホームコーディ」が展開。
キッズリパブリックには木育をテーマにした遊び場「おなはまキッズテラス」を設ける。
ホームコーディでは、暮らしの困りごとに専任スタッフが家まで駆けつける「暮らしのパートナー便」サービスを実施する。

暮らしのパートナー便の専用車。

小名浜港を眼下に21の飲食店が集結

3階南側には小名浜港を一望するフードコート「Food Forest」を展開。東北初出店となるステーキ店「デンバープレミアム」や、地元企業の「幸楽苑 EXCELLENT」、博多ラーメンの「IPPUDO RAMEN EXPRESS」など11店舗が出店する。

小名浜港を一望するFood Forest。

4階には小名浜港と水族館「アクアマリンパーク」を見下ろすライブレストラン「小名浜ダイニング」を展開。点心の「台湾点心亭」、洋食の「おむらいす亭」、海鮮レストラン「源太」、肉料理の「いきなりステーキ」、「牛たん炭焼利久」など10店舗が出店する。

地元資本のシネコンが入居-主要専門店

4階にはJRいわき駅前で長年親しまれてきた映画館「ポレポレいわき」がつくるシネマコンプレックス「ポレポレシネマズ」が入居。総座席数は1,373席、スクリーンは大小9つを有し、県内最大級のシネコンとなる。

シネコン「ポレポレシネマズ」は地元資本。

その他大型専門店としてはファストファッションの「H&M」(1階)、「無印良品」(1階)、家電の「コジマ×ビックカメラ」(2階)、アミューズメントの「ソユーゲームフィールド」が出店する。

主な出店テナント一覧
2階~4階:イオンスタイルいわき小名浜
  • イオンスタイルいわき小名浜(総合スーパー)
2階
  • H&M(ファストファッション)
  • 無印良品(雑貨・家具・インテリア)
  • Green Parks topic(レディス)
  • AMERICAN HOLIC(レディス)
  • OPAQUE.CLIP(レディス)
  • SM2 keittio(レディス・キッズ)
  • any FAM any SiS(レディス・キッズ)
  • SAC’S BAR(鞄)
  • BK home(レディス・インテリア雑貨)
  • サンクゼール・久世福商店(グロサリー)
  • カルディコーヒーファーム(グロサリー)
  • スターバックスコーヒー
  • ゴディバ
3階
  • コジマ×ビックカメラ(家電量販店)
  • ソユーゲームフィールド(アミューズメント)
  • ひつじのショーン ファミリーファーム(キャラクターグッズ)
  • ikka(レディス・メンズ・キッズ)
  • タカキュー(レディス・メンズ)
  • Hush Puppies(レディス・メンズ)
  • Honeys(レディス)
  • ニトリ デコホーム(生活雑貨)
  • ハピンズ(生活雑貨)
  • 3COINS+plus(生活雑貨)
  • チャイハネ(エスニック雑貨)
  • JINS(眼鏡)
  • tutuanna(靴下・ランファン)
  • SAC’S BAR Jean(靴)
  • 幸楽苑EXCELLENT(ラーメン)
  • マクドナルド(ハンバーガー)
  • デンバープレミアム(ステーキ・ハンバーグ)
  • 築地銀だこ(たこ焼き)
  • デザート王国(タピオカドリンク・クレープ)
  • リンガーハット(ちゃんぽん)
  • 松のや(トンカツ)
  • IPPUDO RAMEN EXPRESS(ラーメン)
  • 丸亀製麺(うどん)
  • ローストビーフ屋(ローストビーフ丼)
  • サーティワンアイスクリーム
4階
  • ポレポレシネマズ(シネマコンプレックス)
  • BABYDOLL(レディス・メンズ・キッズ)
  • ASBee(靴)
  • ムラサキスポーツ(アクションスポーツ)
  • ブックエース(書籍・文具)
  • ダイソー(100円均一ショップ)
  • ヴィレッジヴァンガード(バラエティ雑貨)
  • Yogibo Store(ビーズソファ・インテリア雑貨)
  • PeTeMo(ペットショップ)
  • いきなりステーキ(ステーキ)
  • 牛たん炭焼利久(牛たん・肉料理)
  • 四六時中(和食レストラン)
  • おむらいす亭(オムライス・ハンバーグ)
  • サイゼリヤ(イタリアン)
  • サンマルクカフェ(カフェ)

太字は主な大型テナント。

イオンモールいわき小名浜

住所:いわき市いわき都市計画事業小名浜港背後地震災復興土地区画整理事業地内
営業時間:フロア・専門店により異なる

(画像はニュースリリースより)
ニュースリリース:「イオンモールいわき小名浜」 6月15日(金)AM9:00 グランドオープン (イオンモール公式サイト)
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ザ・パントリールクア大阪店、5月31日閉店-高級食品スーパー間の競争激化続く梅田

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大阪駅ノースゲートビルディング「ルクア大阪」(大阪市北区梅田)地下1階の高級食品スーパー「ザ・パントリー ルクア大阪店」が、5月31日に閉店した。

閉店後のザ・パントリー ルクア大阪店。

大近グループ、梅田エリアから全面撤退

ザ・パントリー ルクア大阪店は、関西を中心に高級食品スーパー「パントリー」「ラッキー」を運営する大近(大近グループ)により2011年5月開店。

営業当時のザ・パントリー ルクア大阪店。

大近の梅田エリア旗艦店として、コンセプトに「安心・安全」を掲げ、ルクア大阪の客層・立地特性を意識した店舗オリジナル商品「The Pantry」ブランドやオーガニック食品の充実、長時間営業(7時~23時)を行っていたことが店舗の特徴であった。

高級スーパーの競争激しい梅田

梅田では百貨店同士の競争が激化していることで知られるが、同様に高級スーパ同士での競争も激化している。
ザ・パントリーと同じJR大阪駅構内では、長らく関西地場資本の高級食品スーパー「いかりスーパーマーケット」が生鮮3品取扱いの大型店を出店、阪急梅田駅やWhityうめだでも「成城石井」(阪急阪神HDのFC店舗)が3店舗を営業していた。
2018年4月には、JR大阪三越伊勢丹地下食品売場「イセタンフードホール」(核店舗:北野エース)跡に「ルクア フードホール」が開業。阪急オアシスがグローサラント強化型新業態「キッチン&マーケット」を出店するなど、以前にも増して高級食品スーパー間の競争が激化していた。
近隣で営業する百貨店各社も、食品売場の充実化を進めていたため、ザ・パントリーは売場の差別化が難しくなっていた。

閉店後に掲示された案内。

ザ・パントリーの閉店に伴い、大近は梅田エリアから全面撤退する。
その一方、大近はJR高槻駅、JR尼崎駅への新規出店やJR新大阪駅構内店舗のリニューアルを進めており、今後も大都市近郊の駅構内での積極的な店舗出店を行うと考えられる。

外部リンク:ザ・パントリー ※5/31(木)をもって閉店いたします。(ルクア大阪)
外部リンク:ザ・パントリー ルクア大阪店 営業終了のお知らせ。(大近)
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小田原EPO、6月28日ニューアル-旧・西友、新たな核店舗に「クリエイトSD」など

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小田原駅近くの都市型ショッピングセンター「EPO」に新たな核店舗として「クリエイトSD」が6月15日に開店、そのほかにも生鮮食品の専門店が出店し、6月28日にリニューアルオープンする。

リニューアルした小田原EPO。

かつて西友運営のショッピングセンターだった

小田原EPOは赤羽、木更津(いずれも閉店)に次ぐ西友直営のファッションビル業態3号店として1993年4月に小田原駅から徒歩5分ほどのダイヤ街商店街に開業した。地上5階地下1階建で、店舗面積は10,206㎡。
しかし、2015年9月に大型テナントであった西松屋が、2016年3月31日に核店舗であった西友に加えて地階の飲食街、無印良品などが閉店。核店舗を失ったことから小型テナントも閉店が相次ぎ、空き店舗が目立つ状態となっていた。

西友時代の小田原EPO。

さらに、隣接する都市型ショッピングセンター「小田原アプリ」(APRi、旧・小田原ビブレ)も2016年8月に閉館、小田原市中心部からは多くの専門店が姿を消すこととなった。

閉館前の小田原アプリ。

クリエイトSDなど出店、2年ぶり「スーパー復活」

新たな核店舗として2018年6月15日に開店したのは地場ドラッグストア大手の「クリエイトSD」(横浜市、ドラッグストアクリエイト)。同社は生鮮食品を扱っていないため、生鮮食品を扱う店舗として6月28日に精肉「でりしゅみーと」、鮮魚「さかなや旬」、青果「Misawa」の3店舗が出店する予定で、約2年ぶりにスーパーマーケットが完全復活する。なお、クリエイトSDが他社と共同でスーパーマーケット業態の店舗を出店するのは初となる。
このほか、2016年9月には閉館した小田原アプリから「ホビーオフ」「モードオフ」が移転してきており、小田原EPOは大部分が営業を再開することとなった。

その他大型テナントとしてキャンドゥ、ABC-MART等が出店。

館内にはまだ空き床が複数あるが、今回の食品売場の営業再開により新たなテナントの誘致にも弾みがかかることとなるであろう。
クリエイトでは6月17日まで店内商品の殆どが2割引きとなる開店記念セールが開催される。

クリエイトSD 小田原EPO店

住所:小田原市栄町2-9-39 小田原EPO地下1階
営業時間:10:00~20:00

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コムサストア新宿、7月16日閉店-コムサの旗艦店、18年の歴史に幕

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ファッションブランド「コムサ」の旗艦店である「コムサストア新宿」が7月16日に閉店する。

コムサストア新宿。

コムサストア業態、残るは函館のみ

コムサストア新宿は2000年6月に開店。新宿駅ビル「ルミネエスト」(コムサの開店当時は「マイシティ」)向かいにある新宿FFビルの1階から5階に出店しており、カフェコムサも併設する。
閉店は契約の満了によるものだという。コムサストアはコムサの旗艦店という位置づけで、コムサブランドの殆どを取り揃えている。

コムサストアは新宿が1号店。かつては横浜みなとみらい、大阪梅田、キャナルシティ博多など全国各地に展開していたが、いずれも閉店している。
今後、コムサストア業態の店舗は函館店のみとなる。

郊外シフト進むコムサ

コムサはかつて百貨店やファッションビルなど都心エリアへの出店を主としてきたが、現在は郊外ショッピングセンターへの展開を中心としている。残るコムサストア函館も郊外型であり、新宿旗艦店の撤退はこうした「郊外シフト」を実感させるものとなった。
なお、新宿には周辺百貨店などにもコムサが複数出店しており、こちらが事実上の「代替店舗」となる。

外部リンク:FIVE FOXes
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さっぽろ創世スクエア、2018年10月竣工-北海道テレビが入居、平岸の“聖地”見納めに

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札幌市中心部の札幌市役所・札幌テレビ塔近くに大型再開発ビル「さっぽろ創世スクエア」が2018年10月に竣工する。
同ビルにはオフィス棟の核テナントとして現在は札幌市豊平区平岸にある北海道テレビ放送HTB)の本社が入居する予定で、永年親しまれたHTBの平岸本社は9月14日で閉館となる。

さっぽろ創世スクエア。

テレビ塔の近くに超高層ビル、核テナントにHTB

さっぽろ創世スクエアは札幌テレビ塔周辺において行われている「札幌創世1.1.1区(読みは『そうせいさんく』)北1西1地区第一種市街地再開発事業」の一環として建設されるもの。
高さ154m、地上27階・地下4階建ての超高層ビルで、竣工は2018年10月を予定する。

施設ロゴ(ニュースリリースより、画像調整済み)。

高層階はオフィス棟で、核テナントとして下層階部分(7階まで)に「北海道テレビ放送」が入居。
下層階(9階建て)は「札幌文化芸術劇場」「札幌文化芸術交流センター」「札幌市図書館」などの公共施設が入居する「札幌市民交流プラザ」となる。このほか、ビル地下には立体駐車場、地域冷暖房設備などが設けられる。

オフィス棟の下層階にはHTBが入居する。


札幌文化芸術劇場イメージ(ニュースリリースより)。

なお、再開発が計画された当初は同ビルにNHK札幌放送局が入居する計画であったが、NHKは再開発組合から離脱。その後、北海道テレビ放送が入居することとなった。

館内構成イメージ(ニュースリリースより)。

開局50周年、常に初陣

HTBは1968年11月にNETテレビ(日本教育テレビ、のちのテレビ朝日)の系列局として開局。北海道初のUHF局であったうえ、開局当初は道央周辺でしか視聴することができなかったため、視聴者は限られていた。開局翌年となる1969年には15時間以上も放送が停波する放送事故もおこしている。同年末には、道南、道東、道北の一部にも視聴可能地域が広がった。
同局の転機となったのは、1996年に放送開始したバラエティ番組「水曜どうでしょう」だ。水曜どうでしょうはヒゲの奮闘により地方局制作としては異例のロングヒットを記録。大泉洋をはじめ、ミスター、社長、ダメ人間、インキーマンなど数多くの旅芸人を輩出したことでも知られており、これ以降は多数のバラエティ番組を全国各局に番販している。

平岸のHTB現本社。

HTBでは2018年11月に開局50周年を迎えるにあたり、老朽化した現・本社からの局舎移転を計画。2012年にさっぽろ創世スクエア内に移転する方針を発表した。
平岸にある現・本社での業務は2018年9月14日午後5時に終了し、9月18日にさっぽろ創世スクエアでの初陣を飾る予定となっている。

あの公園とのツーショットも見納めに-急げよ幌馬車

現在のHTB館内には番組の特設コーナーやグッズ売場、番組放送中の1997年に誕生したHTBのマスコットキャラクター「onちゃん」をあしらったカフェ「on CAFE」などが展開されている。

水曜どうでしょうの特設コーナー。

黄色いヤスケンが印象的なon CAFE。

現社屋での9月14日の業務終了に伴い、これらの特設コーナーやカフェも営業終了となる予定。移転後の現社屋の活用方法は明らかになっていない。
移転後は平岸高台公園と現社屋の2ショットも見られなくなる可能性が高いため、札幌を訪れるどうでしょう藩士は早めにツインルームを1人で予約し、過保護は手取りがドシャっと入って咳込んで帰ることをオススメする。

平岸高台公園から見るHTB現本社。移転後の活用方法は未定だ。
冬場は雪面のトビウオと呼ばれる靴が必須であった。

さっぽろ創世スクエア

住所:札幌市中央区北1条西1丁目6ほか

ニュースリリース:さっぽろ創世スクエア(SAPPORO SOSEI SQUARE)(PDF
HTBニュースリリース:開局 50 周年を機に本社を移転 新社屋での業務開始は 9 月 18 日(北海道テレビ放送公式サイト)
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6月18日の大阪北部地震で臨時休業を発表した百貨店・大型ショッピングセンター

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6月18日7時58分発生した大阪北部震源の地震により、関西エリアの一部の百貨店、大型ショッピングセンターでは臨時休業を発表した。(2018年6月18日10時初回公開・20日10時更新)

大阪北部地震当日の大阪メトロ御堂筋線梅田駅前、阪神梅田本店地下食品売場玄関前。

18日“以降”休業予定もしくは営業再開時期未定の店舗
  • 西武百貨店高槻店19日も全館休業→19日地階・1階営業再開
    :全館営業再開時期未定
  • 千里セルシー:施設に地震被害多数、営業時期再開未定
  • ららぽーとEXPOCITY:20日も全館休業予定
  • ららぽーと甲子園
    :イトーヨーカドー食品売場のみ営業継続中
    :専門店街は20日も休業予定
  • 三井アウトレットパーク大阪鶴見
    :19日まで休業、20日一部店舗除き営業再開
  • みのおキューズモール
    :20日も専門店休業、イオン食品売場のみ再開
  • デュー阪急山田:19日まで休業
  • TOHOシネマズ西宮OS(阪急西宮ガーデンズ内)
    :20日8時30分再開
  • イオンモール茨木:19日まで休業、20日1~3階営業再開
    :4階の営業再開は未定
  • ダイエー千里中央店:営業再開時期未定
  • ダイエー曽根店:19日1~4階営業再開
    :5:6階専門店街は営業再開時期未定
  • グルメシティ神崎川店:営業再開時期未定
  • KOHYO小野原店:営業再開時期未定
  • KOHYO山田店(デュー阪急山田):20日9時再開
  • マックスバリュ豊中緑丘店
    :20日9時再開(加工食品等一部商品のみ販売)
  • 関西スーパー高槻店:19日も休業、20日営業再開
  • 関西スーパー下坂部店:20日も休業、営業再開時期未定
  • コープ茨木藤の里:19日も休業、営業再開時期未定
  • キャンドゥロサヴィア茨木店:19日も休業
  • キャンドゥイオンモール茨木店:19日も休業
  • キャンドゥ茨木本通り商店街店:19日も休業
  • キャンドゥイオンタウン豊中緑丘店:19日も休業
  • キャンドゥダイエー曽根店:19日も休業
  • キャンドゥデュー阪急山田店:19日も休業
18日に変則営業を行った百貨店・大型商業施設
  • 阪神・御影:13時から16時まで短縮営業
  • 阪神・にしのみや:13時30分から営業再開
  • 宝塚阪急:12時から営業再開
  • 高島屋大阪店:地階食品、なんばダイニングメゾンのみ営業
  • 高島屋堺店:12時30分から営業再開
  • 高島屋泉北店:12時から営業再開
  • 高島屋京都店:10時30分から営業再開
  • 高島屋洛西店:食品売場のみ15時から18時30分まで営業
  • そごう神戸店:食品売場のみ14時30分から18時まで営業
  • 近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店:14時から営業再開
  • 近鉄百貨店上本町店:一部店舗を除き全館営業再開
  • 近鉄百貨店奈良店:5階・6階の一部の店舗を除き営業再開
  • 京阪百貨店モール京橋店:食品売場のみ営業再開
  • 京阪百貨店守口店:7階飲食店街を除き15時から営業再開
  • 京阪百貨店すみのどう店:営業再開
  • 京阪百貨店くずはモール店:1階フロアのみ営業再開

18日終日臨時休業を発表した百貨店
大型ショッピングセンター・専門店

駅ビル・駅高架下ショッピングセンター

  • JR大阪駅構内店舗:いかりスーパー、ブックスタジオなどが15時頃までに閉店
  • ルクア大阪(ルクア・ルクアイーレ)
  • エキマルシェ大阪:エキドンキなど一部店舗除き全館終日休業
  • アルビ大阪
  • 梅三小路:一部物販店舗・タイトーステーション除き終日休業
  • クロスト:エスカレーターが故障、大半の店舗が終日休業
  • EST(JR高架下)
  • 阪急梅田駅構内店舗:asnas、成城石井、ブックファーストなど15時頃までに閉店
  • 阪急三番街・阪急古書のまち・阪急かっぱ横丁
  • ハービスOSAKA・ハービスENT
  • 野田阪神ウイステ:イオン野田阪神店は営業
  • エビスタ西宮:阪神百貨店を除き終日休業
  • デュー阪急山田:19日まで終日休業
  • ミング阪急高槻
  • なんばパークス
  • ベルフローラかわにし

都市型ショッピングセンター・ファッションビル

  • グランフロント大阪:館内通路は開放
  • HEP FIVE:観覧車も臨時休業
  • HEP NAVIO
  • NU茶屋町・NU茶屋町プラス:タリーズのみ12時30分まで営業
  • くずはモール:18日は京阪百貨店1階、ダイエーのみ営業
  • 阪急西宮ガーデンズ:イズミヤを除き全館終日休業
    :イズミヤ食品売場のみ営業再開
    :TOHOシネマズは当面営業休止
  • 御影クラッセ:12時から営業再開(阪神・御影、阪急オアシスは13時から営業再開)
  • グンゼタウンセンターつかしん

阪急阪神百貨店+そごう・西武

  • 阪急うめだ本店
  • 阪急メンズ大阪(HEP NAVIO内)
  • 千里阪急
  • 川西阪急
  • 西宮阪急(阪急西宮ガーデンズ)
  • 阪神梅田本店
  • あまがさき阪神(あまがさきキューズモール)
  • 西武百貨店高槻店:19日も臨時休業

大丸松坂屋百貨店

  • 大丸梅田店
  • 大丸心斎橋店

OPA・VIVRE

  • 梅田OPA:一部店舗除き全館終日休業
    :以下の店舗のみ営業中
    :地下2階:ファミリーマート、ダイソー、コクミンなど
  • 心斎橋OPA
  • 河原町OPA:一部店舗除き全館終日休業
    :以下の店舗のみ営業中
    :地階:B.B.ON・タリーズコーヒー・ハートアップ
    :1階:茶バー・w.p.c
    :4階:カプリチョーザ
    :8階:ブックオフプラス(20時閉店)
    :9階:タワーレコード
  • 三宮OPA
  • 三宮OPA2:ダイエー神戸三宮店のみ営業
  • 三宮VIVRE

地下街

  • Whityうめだ(一部店舗のみ自主営業)
  • ディアモール大阪
  • なんばウォーク(一部店舗のみ自主営業)

イオンモール

  • イオンモール大阪ドームシティ
    :イオン大阪ドームシティ店食品売場のみ営業
    :20時以降全館休業
  • イオンモール鶴見緑地
  • イオンモール大日
    :イオン大日店食品売場のみ営業(23時まで)
  • イオンモール茨木
    :イオンスタイル茨木のみ17時30分頃から一部営業再開
  • イオンモール四条畷
    :イオンスタイル四条畷のみ通常営業
    :11時30分~17時30分頃まで休業
  • イオンモール伊丹
    :専門店街は15時以降臨時休業
    :イオンスタイル伊丹は全館23時まで営業
  • イオンモール伊丹昆陽
  • イオンモール京都桂川
    :イオンスタイル京都桂川のみ通常営業

三井不動産(ららぽーと・MOP)

  • ららぽーとEXPOCITY:19日まで休業予定
  • ららぽーと甲子園:イトーヨーカドー除き19日まで休業予定
  • 三井アウトレットパーク大阪鶴見:19日まで休業予定

東急不動産キューズモール

  • あべのキューズモール:19日再開予定
  • もりのみやキューズモールBASE:19日再開予定
  • あまがさきキューズモール:営業再開の日程未定→19日再開
  • みのおキューズモール:営業再開の日程は未定→20日再開

その他ショッピングセンター

  • ヨドバシ梅田(ヨドバシカメラ直営売場のみ営業、5~8階テナントフロアは休業)
  • かみしんプラザ(平和堂除く全館)

イオン・ダイエー・グルメシティ・コーヨー・MV

  • イオン箕面店(旧・カルフール)(みのおキューズモール内)
  • イオン尼崎店(旧・カルフール)
  • ダイエー曽根店:営業再開時期未定
  • ダイエー千里中央店(千里セルシー内)
  • ダイエーグルメシティ住道店:13時から営業再開
  • ダイエー曽根店
  • グルメシティ神崎川店
  • グルメシティ南方店:営業再開
  • KOHYO小野原店:19日も臨時休業
  • KOHYO山田店(デュー阪急山田内):19日も臨時休業
  • KOHYO川西店(ベルフローラかわにし内)
  • マックスバリュ豊中緑丘店:19日も臨時休業

その他スーパー

  • 関西スーパー高槻店:19日も臨時休業
  • 関西スーパー下坂部店:19日も臨時休業
  • いかりスーパーマーケットJR大阪駅店:
  • ブックスタジオ:14時30分以降休業
  • コープつかしん
  • コープ茨木藤の里:19日も臨時休業

ファッション系専門店

  • UNIQLO OSAKA:13時以降休業
  • H&M梅田:1階のみ営業再開(館内エレベーター・エスカレーター・空調設備の安全確認検査のため)
  • MIZUNO OSAKA CHAYAMACHI:終日休業

東急ハンズ

  • 東急ハンズ梅田店(大丸梅田店内)
  • 東急ハンズ江坂店(カリーノ江坂内)
  • 東急ハンズあべのキューズモール店
  • 東急ハンズあまがさきキューズモール店
  • ハンズカフェもりのみやキューズモール店

ロフト

  • 梅田ロフト
  • ルクア大阪ロフト
  • 天王寺MIOロフト
  • なんばロフト
  • 高槻ロフト(西武百貨店高槻店内)
  • 千里バンパクロフト(ららぽーとEXPOCITY内)
  • 西宮ロフト(阪急西宮ガーデンズ内)

キャンドゥ

  • キャンドゥロサヴィア茨木店:19日も休業
  • キャンドゥイオンモール茨木店:19日も休業
  • キャンドゥ茨木本通り商店街店:19日も休業
  • キャンドゥイオンタウン豊中緑丘店:19日も休業
  • キャンドゥダイエー曽根店:19日も休業
  • キャンドゥデュー阪急山田店:19日も休業

アミューズメント施設(ゲームセンターなど)

  • ラウンドワン梅田:13時営業再開
  • アミュージアム茶屋町(旧チルコポルト):地震の後片付けのため営業開始遅延
  •  

その他専門店

  • 梅田 蔦屋書店
  • 枚方T-SITE:食品など一部フロアは営業再開
  • 枚方T-SITE ANNEX(枚方 蔦屋書店コミック館)
  • 各種飲食店:ガス管の不具合など

パルコブックセンター吉祥寺店、7月29日閉店-跡地にミニシアター「アップリンク」

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JR吉祥寺駅前のファッションビル「吉祥寺パルコ」地下2階に入居する書店「パルコブックセンター吉祥寺店」が7月29日に閉店する。
同店はパルコブックセンターの1号店であり、旗艦店でもあった。

閉店のお知らせ。(リブロ公式サイト)

復活遂げたパルコブックセンター、吉祥寺が1号店だった

パルコブックセンターはファッションビル「パルコ」内に出店する書店チェーンで、1980年開店の吉祥寺店が1号店。
2000年に当時同じセゾングループだった書店チェーン「リブロ」と経営統合すると「リブロ」に屋号を統一。一度は「パルコブックセンター」(PBC)の屋号が消滅した。その後、リブロは書籍取次大手である日販の傘下となっている。
しかし、2012年に渋谷パルコ内のリブロ渋谷店が屋号をPBCに戻すと(既に閉店)、翌2013年には吉祥寺店でもPBCの屋号が復活。その後、新所沢パルコや調布パルコのリブロでもPBCへの屋号回帰が行われた。

跡地にはミニシアター、2018年冬開館予定

吉祥寺パルコ地下2階には、5スクリーン、計300席のミニシアター「アップリンク吉祥寺パルコ」が2018年冬に開館する予定。PBCの閉店はミニシアターへの改装に伴うものであると見られる。
アップリンク吉祥寺パルコでは、世界の映画祭で話題の作品やアート系作品、インディーズ作品などの映画を中心に上映するという。跡地に開館予定のミニシアター「アップリンク」。(ニュースリリースより)

吉祥寺駅周辺には紀伊國屋書店、ジュンク堂、啓文堂など数多くの大型書店が軒を連ねており、リブロはそうした書店競争に耐えかねての閉店であるとも取れる。
その一方で、リブロ公式Twitterは「(PBCの)営業再開、復活を諦めた訳ではない」としており、永年吉祥寺の若者に愛された名書店の将来的な移転・復活も期待される。

ニュースリリース: 2018 年冬、吉祥寺に 5 スクリーンのミニシアター 「アップリンク吉祥寺パルコ」がオープン!(パルコ公式サイト)
お知らせ:パルコブックセンター吉祥寺店閉店のお知らせ(リブロ公式サイト)
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関連記事:ザ・ガーデン自由が丘吉祥寺パルコ店、1月9日閉店-「酪王」販路拡大に貢献、競争激化で撤退に
関連記事:リブロ池袋本店、2015年7月20日閉店-跡地に三省堂、8月開店

ブックオフ・ビンゴ・ヤフオフ!渋谷センター街店、7月22日閉店-渋谷の書店、また消える

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渋谷センター街の大型古書店「ブックオフ渋谷センター街店」が7月22日に閉店する。
同店はブックオフが展開する古着専門店「ビンゴ渋谷センター街店」、ブックオフとヤフオク!(Yahoo!オークション)が提携した「ヤフオフ!フラッグシップストア渋谷」を併設していた。

ブックオフ・ビンゴ渋谷センター街店・ヤフオフ!旗艦店。

ブックオフ、渋谷から撤退-ヤフオフ!は業態消滅か

ブックオフ渋谷センター街店は渋谷センター街の宇田川交番近くに2008年に開店。売場面積は2,666㎡で、書籍・CD・DVD以外も取り扱いするほか、ブックオフが展開する古着専門店「ビンゴ(BINGO)」を併設するなど同社にとって旗艦店の1つであった。
また、同店は2014年からブックオフに商品を持ち込むことでヤフオク!に出品することができる日本唯一の店舗「ヤフオフ!」を併設したことも特徴であった。
なお、同じ建物にはライブハウス「渋谷クラブクアトロ」も入居するが、こちらは営業を継続する模様。
渋谷では、ブックファーストや山下書店など書店の閉店が相次いでいるが、古書店の雄であるブックオフまでもが閉店に追い込まれることとなった。
ブックオフは他に渋谷地区に出店しておらず、エリア撤退となる。

外部リンク:BOOKOFF
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ひばりが丘パルコ地階、6月29日リニューアル-新たな核店舗にいなげや

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西東京市ひばりが丘駅前のファッションビル「ひばりが丘パルコ」の全面リニューアルが完了し、6月29日にグランドオープンする。

ひばりが丘パルコ。

ひばりが丘パルコ、2年に亘る全館改装が行われていた

ひばりが丘パルコは1993年9月に開業。
2016年9月から全館の改装をおこない、チュチュアンナ、ABC-MART、ライトオンの導入や無印良品を大幅に拡大するなど、大型専門店と雑貨の強化をおこなっていた。

大型専門店が数多く出店する。

いなげやの高級スーパーなど出店

今回リニューアルするのは地階の全床。
地階にはこれまでクイーンズ伊勢丹が核店舗として出店していたが2月20日に閉店していた。
6月29日に新たに開業するのは、いなげやが運営するスーパー「ブルーミングブルーミー」(blooming bloomy)。ブルーミングブルーミーはいなげやの高級スーパーで、西東京市には初出店となる。
また、隣接してスーパードラッグ「ココカラファイン」も出店する。

ブルーミングブルーミー。

ひばりが丘パルコは今回の地階のリニューアルにより2年間に亘った全館改装が完了する。

外部リンク:B1F食品スーパーマーケット「ブルーミングブルーミー」6月29日(金)朝10時 NEW OPEN!(ひばりが丘パルコ)
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シルバーフェリー宮古〜室蘭航路、6月22日就航-岩手県初の大型カーフェリー、運行開始

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川崎近海汽船(東京都千代田区)は、これまで八戸〜苫小牧航路のみだった「シルバーフェリー」の新航路「宮古〜室蘭航路」の運航を6月22日に開始した。

宮古〜室蘭航路の開設を知らせるポスター。
(宮古〜室蘭航路公式パンフレットより)

岩手県初のフェリー航路が開設

新航路は宮古ターミナル(岩手県宮古市)〜室蘭ターミナル(北海道室蘭市)の326㎞を10時間で結ぶ。
運行便は宮古8時発室蘭18時着(北行)、室蘭20時発宮古翌6時着(南行の)往復各1便。
使用される船舶は春まで八戸〜苫小牧航路で使用されていた「シルバークイーン」(1997年竣工)で、大人旅客運賃は6,000円(2等)〜15,000円(特等)。宮古〜室蘭航路に使用される「シルバークイーン」(苫小牧港)

近年はトラック業界の運転手不足により、休息を取りながら移動できるカーフェリーの需要が高まりつつある。
岩手県を発着する大型カーフェリー航路は今回が初めてで、室蘭と本州を結ぶ航路は2008年に撤退した室蘭〜青森航路以来10年ぶりの復活となる。

パンフレット:宮古〜室蘭航路公式パンフレット
外部リンク:シルバーフェリー
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