Quantcast
Channel: 都商研ニュース | 都市商業研究所
Viewing all 3762 articles
Browse latest View live

メトロ書店ソラリアステージ店、2020年3月31日閉店-HKT48コラボで話題集めた書店、福岡市中心部から完全撤退

$
0
0

福岡県福岡市中央区天神の西鉄福岡(天神)駅ビル「ソラリアステージ」5階で営業する「メトロ書店ソラリアステージ店」が2020年3月31日をもって閉店した。
メトロ書店と西鉄ホールエスカレータ。

福岡・長崎地盤のメトロ書店

メトロ書店は1965年に長崎駅前の長崎水産ビル(現・ホテルニュー長崎)で創業。1967年に「博多メトロ書店」を出店して以来、福岡・長崎地盤の小規模書店チェーンとして営業を続けていたが、2000年のJR長崎駅ビル「アミュプラザ長崎」への本店移転を機に拡大路線に転換、2006年に福岡市内初の支店「博多メトロ書店フレスタ千早店」、2008年には本州初の支店かつ同社最大規模の売場面積・蔵書数を誇る「メトロ書店神戸御影店」を出店している。

メトロ書店神戸御影店(神戸市東灘区・御影クラッセ)。

メトロ書店、福岡市中心部から撤退

メトロ書店ソラリアステージ店は2015年7月に、西鉄グループの大型雑貨店「雑貨館インキューブ天神店」5階フロアに開店。同年8月をもって閉店予定だった博多メトロ書店の事実上の後継店舗、福岡における同社の新たな旗艦店として、文具や雑貨を拡充、店内にキリンを設置するなどSNS映えを意識した売場づくりを行った。
「キリンがいる本屋さん。」

また、2016年春にHKT48の本拠地が西鉄ホールに移転したことから、特製コラボしおりの配布やHKTグッズの拡充を打ち出すなど、HKTファンの取込みを図った。
メトロ書店ソラリアステージ店の閉店により、同社は福岡市中心部での50年を超える営業に幕を下ろすこととなる。なお、ソラリアステージ店で取扱われていた京都アニメーション(京アニ)グッズ売場については代替として千早店への新設が告知されている。

HKT48グッズ多数取扱!!

福岡天神、書店がむっちゃ減る!

福岡市中心部は1990年代、国内有数の書店激戦区として紀伊国屋書店や丸善、八重洲ブックセンター、リブロ、福家書店が相次ぎ大型店舗を出店したが、2001年11月に国内最大の売場面積(当時)を有する「ジュンク堂書店福岡店」が開店したことで、その多くが2000年代中頃までに撤退していた。
その後、2010年代に入ると2011年4月にTSUTAYAが福ビルの丸善跡に中古書籍(ecobooks)を取扱う新業態1号店「TSUTAYA天神駅前福岡ビル店」を出店、7月にはリブロが岩田屋本店に九州最大級の児童書売場を備える「リブロ福岡天神店」として再出店、2014年11月にフタバ図書が未来型店舗を称する「フタバ図書福岡パルコ新館店」を出店、2017年4月には紀伊国屋がイムズに「紀伊国屋書店天神イムズ店」として再出店するなど、独自のコンセプト、特徴を持つ書店が相次ぎ誕生したが、リブロや紀伊国屋など一部を除き短期間での撤退、営業方針の転換を余儀なくされた。
ジュンク堂書店福岡店、紀伊国屋書店天神イムズ店は再開発に伴い閉店するため、天神地区の書店は新天町商店街の積文館書店、岩田屋のリブロ、天神ショッパーズのTSUTAYA(福ビルから移転)などわずかとなる。

関連記事:天神ビブレ、44年の歴史に幕-2020年2月11日閉店、多くの市民に惜しまれた最終営業日
関連記事:都ホテル博多、2019年9月22日開業-近鉄博多ビルの再開発完成、滝の流れるホテルとして復活
関連記事:天神コア、2020年3月31日閉館-西鉄「天神一高い」複合ビル建設へ
関連記事:天神ショッパーズ福岡、2019年4月25日開業-旧ダイエー、複合商業施設に
関連記事:福岡ビル、2019年3月末閉館-TSUTAYAはショッパーズに、西鉄本社は博多に移転
関連記事:イムズ(IMS)、2021年度閉店-福岡・天神のシンボル、再開発で32年の歴史に幕
関連記事:変わる「天神のショッパーズ」(2)-「ミーナ」「ノース」、福岡スタンダード石油に売却・将来的には再開発検討へ
関連記事:変わる「天神のショッパーズ」(1)-旧ダイエー、複合オフィス「天神ショッパーズ」として2019年リニューアル

 

 


松坂屋豊田店、2021年9月30日閉店-旧豊田そごう

$
0
0

愛知県豊田市の豊田市駅・新豊田駅前の豊田市駅西口市街地再開発ビル「t-face」にあるJ・フロントリテイリング傘下の百貨店「松坂屋豊田店」が2021年9月30日に閉店する。

松坂屋豊田店・t-face。

豊田そごうから33年の歴史に幕

松坂屋豊田店の前身である「豊田そごう」は豊田市駅西口市街地再開発ビル「t-face」の核店舗として1988年10月に開店。t-face全館の店舗面積は39,477㎡。そごうの経営破綻により2000年12月に一旦閉店し、その後はt-face専門店街が増床された。
松坂屋豊田店は2001年10月25日に「t-face A館」に開店。松坂屋の店舗面積は18,000㎡。4月現在はA館1階から6階まで(+催事場8階)に出店しており、そごう時代の百貨店面積よりも狭い。

A館レストラン街はt-face専門店街の一部となった。

大丸松坂屋百貨店によると、2020年2月期の売上高は約69億円で、営業利益約200万円の黒字運営だったが、近年売り上げが減少傾向にあったという。閉店により同社は2020年2月期に約8億円の減損損失を計上する予定としている。

後継テナントは未定

t-fece専門店街は営業を続けるとみられ、t-feceを運営する「豊田まちづくり」が松坂屋の後継テナントを募集すると思われるが、4月現在、誘致計画などはまだ発表されていない。

後継テナントは未定。t-faceは営業継続するとみられる。

松坂屋豊田店の閉店により三河地方から百貨店が消滅。愛知県全体で見ても、名古屋市以外の百貨店は一宮名鉄百貨店のみとなる。

関連記事:ほの国百貨店、豊橋丸栄から45年の歴史に幕-2020年3月15日午後7時閉店、明るい営業最終日に
関連記事:クロスモール豊田陣中、2019年10月11日開業-ヤマナカ豊田フランテ館跡地に
関連記事:MEGAドン・キホーテ豊田本店、2018年9月19日増床リニューアルオープン
関連記事:イオンスタイル豊田、2017年9月7日開業-旧「ジャスコシティ豊田」、建て替えで再出発

黒崎井筒屋、2020年8月17日閉店-旧そごう、クロサキメイトは全館空き店舗に

$
0
0

北九州市八幡西区のJR黒崎駅前にあるメイト黒崎(クロサキメイト)の核店舗だった「井筒屋黒崎店」(黒崎井筒屋)が、2020年8月17日に閉店する。

八幡井筒屋から61年、黒崎そごうから41の歴史に幕

黒崎井筒屋は八幡井筒屋として1959年11月に開店。クロサキメイトの核店舗であった「黒崎そごう」(1979年10月開店)が2000年12月に閉店したことに伴い、井筒屋が2001年10月にそごう跡へと移転した。旧店舗は「黒崎井筒屋ANNEX-1」となったが、2015年12月に閉店、解体されている。

黒崎井筒屋。

井筒屋の売場面積(閉鎖した高層階を含む)は25,026㎡、クロサキメイト全体の売場面積は39,100㎡、2018年2月期の黒崎井筒屋部分の年商は約129億円(2018年2月期)であった。
井筒屋は2018年に閉店を検討していることが報じられたものの、2019年8月に1階から3階にまで売場を縮小し、営業継続していた。

旧・井筒屋4階。

しかし、井筒屋縮小に加えてもう1つの核店舗であったイオングループのスーパー「レッドキャベツ」(現・マックスバリュ九州の一部)が2020年2月に撤退することを発表したことなどもあり、建物を管理するメイト黒崎が1月24日に破産を申請。クロサキメイト専門店街は4月30日での閉店を発表しており、建物には井筒屋のみが残留する予定となっていた。

クロサキメイト専門店街。

クロサキメイト、全館空き店舗に

営業期間はメイトの保全管理人との協議により決まったものであるという。
8月よりクロサキメイトは立体駐車場を含め全館空き店舗になるとみられるが、その後の処遇についてなどは4月現在発表されていない。

関連記事:クロサキメイト専門店街、2020年1月24日破産申請-4月30日閉店
関連記事:黒崎井筒屋、営業継続へ-閉店から一転、売場縮小で
関連記事:フォレオひびきの、2019年9月27日全面開業-完成から1年半、「グッデイ」「万惣アルゾ」を核にようやく開業
外部リンク:クロサキメイト閉店及び破産手続開始申立てのお知らせ

MEGAドン・キホーテ鹿屋店、2020年4月3日開店-鹿屋バイパス沿いのエディオン・WonderGOO跡地に

$
0
0

鹿児島県鹿屋市の鹿屋バイパス(国道220号線・鹿児島県道68号線)沿いに、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)の総合ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ鹿屋店」が2020年4月3日午前9時に開店する。

MEGAドン・キホーテ鹿屋店

エディオン・ワングー跡地に鹿屋初のドンキ

MEGAドン・キホーテ鹿屋店は、鹿児島地盤の家電量販店「カコイエレクトロ」が運営する「エディオン鹿児島鹿屋店(旧・ベスト電器スーパーバリューストア鹿屋本店)」「WonderGOO鹿屋店」跡地に出店するもので、建物は地上1階建、売場面積は2,482㎡。ドンキは鹿児島県内4店舗目、鹿屋市内初の店舗となる。
MEGAドンキ鹿屋店は「常に“新しい発見”を提供する地域密着型店舗」として、ドンキが得意とするトレンド性の高い化粧品やカラコンの展開に加え、日用消耗品や酒類を拡充、玩具コーナーでは実際に手に取って遊べる体験コーナーを設けるなど、幅広い年代の買物客のニーズに対応可能な売場を目指すとしている。

MEGAドン・キホーテ鹿屋店

所在地:鹿児島県鹿屋市王子町3971-1
営業時間:午前9時~翌午前2時

関連記事:ボンベルタ橘、2020年11月中旬リニューアル開業-24時間営業のドンキ進出か?
連記事:宮交シティ、2019年11月リニューアルーイオン南宮崎店は5月24日に先行リニューアル
関連記事:アミュプラザ宮崎、2020年秋開業-「JR宮交ツインビル」の核テナント
関連記事:クッキー、2018年9月29日に全店舗を閉店へ-鹿児島の地場スーパー、45年の歴史に幕
関連記事:
青島橘ホテル跡、ゾゾタウン子会社が交渉権獲得-リゾート+オフィスで「日本のシリコンバレー」目指す

イオン赤羽北本通り店、2020年5月31日閉店-旧忠実屋・ダイエー、建替えで

$
0
0

東京都北区神谷の赤羽警察署前にあるショッピングセンター「イオン赤羽北本通り店」が、2020年5月31日に閉店する。

イオン赤羽北本通り店。

忠実屋から数年おきに名前が変わった店舗だった

イオン赤羽北本通り店は1982年3月に「忠実屋赤羽店」として開店。のちに同社のディスカウントストア「DISPA!」となったが、
1994年にダイエーと合併したことに伴い、同社傘下のディスカウントストア「Dマート」に、その後、通常のダイエー店舗となった。
さらに、ダイエーがイオン傘下となり、2012年に改装。主要大型店をイオンリテールが継承することになったことに伴い、2016年3月に「イオン」に転換した。
もともと当地は理研グループの「理研コランダム」が工場を構えていた土地で、建物は同社が所有する。売場は1階から3階(4階・5階・R階は駐車場)、店舗面積は9,909 m²。

エントランス。一見綺麗だが「裸火厳禁」などの古い看板も。

テナントとして、レディスファストファッション「ハニーズ」、手芸「トーカイ」、ファミレス「サイゼリヤ」、ハンバーガー「ドムドム」、子供服「西松屋」などが出店するほか、1階には工場時代からあるとみられる神社が祀られている。

1階にある神社。

建て替え・再出店めざす

閉店は、老朽化により理研コランダムが建物を建て替えることを発表したため。
イオンも跡地に再出店する意向を示しているが、店舗規模などは4月現在発表されていない。

関連記事:ジョーシン王子店、2017年6月9日開店ー上新電機の都内旗艦店、コーナンと共同出店
関連記事:ダイエー、2016年3月30日までに110店舗の「イオン化」完了-9県のみで展開するローカルスーパーに
関連記事:ドムドムハンバーガー、2017年7月1日より新体制に移行ーレンブラント傘下で当面「51店舗体制」に

ユニクロパーク横浜ベイサイド店、2020年4月10日開業-三井アウトレット隣に「屋上公園つき」ユニクロ旗艦店

$
0
0

神奈川県横浜市金沢区の三井アウトレットパーク横浜ベイサイド隣接地にユニクロとGUの旗艦店「ユニクロパーク横浜ベイサイド店」が2020年4月10日に開業する。

ユニクロパーク。

「屋上公園併設」のUNIQLO・GU旗艦店

ユニクロパーク横浜ベイサイドは地上3階建てで、店舗面積は4000㎡。
建物は「PLAY」をコンセプトに、トータルプロデューサーの佐藤可士和氏が構築し基本構想とデザイン監修に建築家の藤本壮介氏を迎えたもので、ユニクロ・ジーユーとして初めて、屋上に公園が設けられる。

オリジナルロゴを配したエコバック。
1万円以上の購入者に期間限定で配布される予定。

屋上の公園にあるオリーブの木は香川県豊島から移植されたもので、ユニクロ店頭での募金活動や従業員ボランティアが支援している「瀬戸内オリーブ基金」によって育てられた。
屋上からは東京湾を一望できる素晴らしい眺めも堪能できるほか、教育玩具販売を手掛けるボーネルンド社と連携しすべり台、ジャングルジム、ボルダリングやクライミングなど楽しく安全に遊べる遊具も設置されるという。
なお、隣接地の三井アウトレットパーク横浜ベイサイドは4月13日にグランドオープンする予定。

UNIQLO PARK 横浜ベイサイド店
ジーユーUNIQLO PARK 横浜ベイサイド店

住所:神奈川県横浜市金沢区白帆6-5

関連記事:JR横浜タワー、2020年5月30日開業-ニュウマン横浜・シァル・Tジョイが進出
関連記事:コジマ×ビックカメラ静岡店、2019年4月26日リニューアル-「コジマ×ユニクロ×タミヤ」のコラボ店舗に

イオングループ、2020年3月・4月のテナント賃料を減免-ルミネなども

$
0
0

流通大手の「イオングループ」(イオン本社:千葉市美浜区)は、新型コロナウイルスの影響によりテナントの運営に営業上の支障が出ているとして、2020年3月・4月のテナント料金(家賃)を減免することを発表した。

イオン本社・イオンタワー(写真はアネックス棟)。

3月・4月の月間最低保証売上高を撤廃

テナント料金を減免するのはイオンモールイオンスーパーセンターイオンタウンイオンリテールの各社が運営している、全国のイオンモール・全国のイオンタウン・東北のイオンスーパーセンター・本州と四国のイオンやイオンスタイルなど。

イオンモールの店舗。

各社ともにテナントの多くは売上歩合制賃料となっているが、3月と4月の月間最低保証売上高を撤廃する。これにより、売上が下がったテナントの経営を助ける。そのため、仮に売上が0円ならば家賃も0円となる。
イオングループは、これまでに東日本大震災や熊本地震などでも
一部店舗で同様の措置をおこなっていた。

熊本地震で家賃減免が行われたイオンモール熊本。

地域子会社の多くは4月7日時点で未対応

イオンモールなどは全国一律に家賃の減免をおこなう一方で、イオン北海道・イオン九州・イオン琉球・ダイエーなどの各社では4月7日現在こうした家賃減免措置は発表されておらず、同業態・同店名の総合スーパーでも地域によって対応が異なる状態となっている。
これらについては今後の各地方の状況に応じて対応が変更される可能性もあろう。

ルミネや三菱地所も支払猶予などの措置

テナントの賃料の支払いをめぐっては、イオングループ以外でも、JR東日本グループの商業施設「ルミネ」などではテナントに対して月間最低保証売上高を半額にするほか、不動産大手「三菱地所」では丸の内ビルなど一部店舗で家賃支払いを猶予する方針を示している。

関連記事:新型コロナウイルス肺炎に伴う臨時休業・営業時間変更店舗一覧

三井アウトレット横浜ベイサイド、2020年中に開業-開業延期、旧店舗を全面建て替え

$
0
0

神奈川県横浜市金沢区のアウトレットモール「三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド」の約2年弱におよぶ全面建て替え工事が終了した。店舗は4月中に営業を開始する予定であったが、開業は延期されることとなった。
(開業日は発表され次第、追記する予定です)

三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド。

旧・横浜ベイサイドマリーナ、全面建替-開業は延期

三井アウトレットパーク横浜ベイサイドは1998年9月に開業した旧「横浜ベイサイドマリーナ ショップス&レストランツ」の建物を利用して2008年に開店。2017年に横浜市が三井不動産に土地の売却を決定し、2018年9月から同社が建て替えをおこなうため閉館していた。
三井アウトレットパーク横浜ベイサイドの施設コンセプトは、「NEW MARINA LIFE」。アジア最大級のマリーナを眺めながらのショッピングや食事、広場でのアウトドア体験イベントなど海辺の環境ならではの上質なライフスタイル提案をするとしている。
当初は4月8日にプレオープン、4月10日に開店する予定であったが、感染症予防のために13日に延期、のちに無期限延期されることとなった。

面積は2.7倍に-成城石井はアウトレット初

新店舗の敷地面積は建替え前と同様の約3万2000㎡だが、延床面積は約1万9700㎡から約5万3000㎡に、店舗数は約80店から約170店に大幅拡大される。そのうち、アウトレット日本初出店は「成城石井」など12店舗、関東初出店は「メルセデスベンツ」など3店舗。また「DEASEL」はカフェ併設の新業態「DIESEL/Glorious Chain Cafe」となる。

3つの街区に分けられる新店舗

三井アウトレットパーク横浜ベイサイドのうち最大街区となる「A ブロック」は、1階は季節や天候に左右されない室内型のエンクローズドモール、2階・3 階はマリーナの空気を感じられるオープンモールとなる。
また、2000㎡の広さがある中庭「セントラルコート」では出店店舗との連携イベントなどがおこなわれる。この中庭では、アウトドアの「mont-bell/mont-bell factory outletモンベル)」によるボルダリング教室も開催される。

Aブロック。

マリーナに面した「Cブロック」はおもに飲食店街。
海辺の倉庫をイメージした三角の切妻屋根が連続した外観デザインとなり、東側はフードコート、西側は「BAYSIDE FOOD HALL」となる。海側の飲食店舗とフードコートには、海沿いにテラス席が設けられる。
「Bブロック」は立体駐車場となる。館内全体の総駐車台数は3000台で、以前(1200台)の倍以上となる。

海側から見た店舗(Cブロック)。飲食街となる。

このほか、隣接地にはUNIQLO・GUの旗艦店ユニクロパークが4月13日に開店する予定となっている。

ユニクロパーク横浜ベイサイド店。

三井アウトレットパーク横浜ベイサイド

住所:神奈川県横浜市金沢区白帆5-2
営業時間
物販・サービス:10:00~20:00
飲食:11:00~21:00
フードコート:10:30~21:00

関連記事:JR横浜タワー、2020年5月30日開業-ニュウマン横浜・シァル・Tジョイが進出
関連記事:ユニクロパーク横浜ベイサイド店、2020年4月10日開業


セブンアイ、2020年6月に「ヨークマート」「食品館」「プライス」等を新会社「ヨーク」に統合

$
0
0

セブン&アイ・ホールディングス(本社:東京都千代田区)は、グループの首都圏食品スーパーを、新会社「ヨーク」(本社:東京都江東区)のもとで再編することを2020年4月9日に発表した。

食品館イトーヨーカドー。

セブンアイの食品スーパー統合「セブンカラーの鳩」に

新会社「ヨーク」は、セブンアイグループで食品スーパーを展開する「ヨークマート」が2020年6月1日付で商号変更を実施するもの。

ヨークマート。

新たなシンボルマークは「セブンアイカラーの鳩」となる。
同社のもとでイトーヨーカ堂が首都圏エリアで展開している「ヨークマート」に加えて「食品館イトーヨーカドー」「イトーヨーカドー・ザ・プライス」の20店舗、「フォーキャスト」が品川区中延でテスト展開している次世代型ミニスーパー「コンフォートマーケット」の運営を統合する組織再編を行う。
なお、首都圏エリアでの再編であり、南東北を地盤とするヨークベニマル(本社:福島県郡山市)は含まれない。

イトーヨーカドー・ザ・プライス西川口店。
(旧店、現在は建て替え中)

これにより、プロセスセンターやセントラルキッチンの導入など、製造・配送・販売が一体化したマーチャンダイジング(MD)を強化するとともに、これまで各社が構築してきた MDを統合することで更なるシナジーを目指し、食品シェアの拡大を目指す計画だ。

「ヨーク」再編改革。

このほか、「ヨーク」傘下ではないものの、4月30日には「ザ・ガーデン自由が丘」を展開するそごう・西武傘下の高級スーパー「シェルガーデン」についてもセブン&アイHD傘下へ移行し、シナジーの追求を狙うとしている。

ザ・ガーデン自由が丘。

株式会社ヨーク

住所:東京都江東区青海2-5-10 テレコムセンタービル西棟12階
資本金:30億円

関連記事:イトーヨーカドー、構造改革を2019年10月発表-33店舗の閉店検討、衣料縮小の一方で食品館は規模拡大へ
関連記事:そごう・西武、2021年2月までに店舗網大幅縮小-川口そごう・岡崎西武・大津西武・西神そごう・徳島そごう閉店、2店縮小
関連記事:芝のらーめん屋さん、2019年9月30日までに全店閉店-イトーヨーカドーのラーメン店
関連記事:ファミール、2019年9月30日までに全店閉店-イトーヨーカドーのレストラン

MEGAドン・キホーテUNY富士吉原店、2020年4月14日開店-「最後のユニー」跡のアピタに

$
0
0

静岡県富士市のアピタ富士吉原店跡に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)の総合ディスカウント「MEGAドン・キホーテUNY富士吉原店」が2020年4月14日午前8時に開店する。

MEGAドン・キホーテUNY富士吉原店。

最期まで「ユニー」の屋号を掲げた吉原店

MEGAドン・キホーテUNY富士吉原店の前身となる総合スーパー「ユニー吉原店」は1974年6月に開店。建物は地上3階建、売場面積は9,414㎡。
ユニー吉原店は老朽化による改修が検討されていたため、2009年2月の同社店舗ブランド再編後もグループで唯一「ユニー」の屋号を掲げ営業を継続していたが、改修工事のため2010年8月17日に一時閉店した。

地域密着型モールに転換したアピタだったが

ユニーの後継店舗となる「アピタ富士吉原店」は、旧・ユニー吉原店を増築する形で2011年10月に開店。建物は地上4階建、営業フロアは1~2階、敷地面積は17,160㎡、売場面積は10,607㎡、営業面積は12,598㎡、延床面積は24,205㎡、土地・建物はユニーが自社所有する。
アピタ富士吉原店は、コンセプトに「地域から信頼され、世代を超えて人気のあるコンパクトで高品質なコミュニティストア」を掲げ、ユニー時代からの同社直営売場に加えて30を超える専門店を新たに導入した。同店は地域密着型ショッピングセンターとして施設の刷新を図ったが、ドンキへの業態転換に伴い、2020年1月12日をもって直営売場を閉店、一部専門店のみ営業を継続していた。

ドンキへの転換後も生鮮食品売場や大半の専門店は存続

MEGAドン・キホーテUNY富士吉原店の直営売場面積は7,427㎡。当初、ユニーの100%子会社として設立されたUDリテールが運営する。
ドンキとしては静岡県16店舗目で、ユニー・ドンキ双方のブランドを冠したダブルネーム店舗としては2019年8月に開店した浜松泉町店に次ぎ4店舗目となる。
富士吉原店1階ではアピタ時代と同様に生鮮食品の取扱うほか、新たに医薬品・ヘルスケア用品の取扱いを開始。2階ではカジュアル衣料・キッズ衣料に加え、ドンキが得意とするスマートフォンアクセサリー・カラーコンタクトレンズといった商品を展開する。
また、テナントとしてワールドのレディスファッション「SHOO・LA・RUE」、眼鏡店「キクチメガネ」、100円ショップ「Seria」、旧・ユニーグループの「さが美」「BOOKSえみたす(旧・夢屋書店)」、静岡発祥の弁当・おむすびチェーン「天神屋」、ラーメン・甘味処「スガキヤ」、「ミスタードーナツ」など30近い店舗が引続き営業する。

富士市内のユニー、全店舗がドンキに

富士市内ではユニーが運営していたピアゴ中里店が2019年2月をもって「MEGAドン・キホーテUNY中里店」に、ピアゴ富士中央店が8月をもって「ドン・キホーテUNY富士中央店」に業態転換しており、富士市内から「アピタ」「ピアゴ」が消滅することとなる。

MEGAドン・キホーテUNY富士吉原店

住所:静岡県富士市国久保2丁目1番10号
営業時間:午前8時~翌午前0時

関連記事:淡島ホテル、2019年12月20日破産手続開始-沼津の大型リゾートホテル、新会社が営業継続へ
関連記事:富士急百貨店沼津店、2019年12月に解体はじまる-11月18日に最後のテナント撤退で
関連記事:スルガ銀行、ノジマが筆頭株主に-2019年10月29日までに株式の約2割取得

関連記事:ららぽーと沼津、2019年10月4日開業-「ライブモール」コンセプトに「ラブライブ!」コラボも
関連記事:MEGAドン・キホーテUNY浜松泉町店、2019年8月6日開店-ピアゴ跡に

関連記事:ドン・キホーテUNY富士中央店、2019年4月23日開店-ピアゴ跡、生鮮売場は廃止
関連記事:MEGAドン・キホーテUNY中里店、2019年2月28日開店-ピアゴ跡に

MEGAドン・キホーテUNY魚津店、2020年4月14日開店-富山初メガドンキ、アピタ跡に

$
0
0

富山県魚津市のアピタ魚津店跡に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)の総合ディスカウント「MEGAドン・キホーテUNY魚津店」が2020年4月14日午前9時に開店する。

MEGAドン・キホーテUNY魚津店。

魚津市内最大のショッピングセンター

アピタ魚津店は1999年11月に、JR魚津駅前の総合スーパー「ユニー魚津店」(1998年1月閉店)の後継店舗として開業。建物は地上4階建、売場面積は16,272㎡。
開業以来、魚津市内最大の商業施設として営業していたが、2019年4月にパチンコ店「スーパーUSA魚津店」を導入する商業フロアの減床リニューアルを実施、2020年1月12日にはドンキへの業態転換に伴いユニー直営売場を閉店したため、一部の専門店のみで営業をおこなっていた。

富山初となる「MEGAドンキ」「ダブルネーム店舗」に

MEGAドン・キホーテUNY魚津店の営業フロアは1~2階、直営売場面積は7,996㎡。ドンキとしては富山県内3店舗目で、MEGAドンキ業態及びユニー・ドンキ双方のブランドを冠したダブルネーム店舗としては県内初となる。
1階ではアピタ時代と同様に生鮮食品の取扱うほか、2階ではドンキが得意とするインポートブランドや腕時計、カラーコンタクトレンズ、スポーツ用品、家電製品、文具、玩具などの取扱いを拡充するなど、広域からのニューファミリー層・若年層の集客を目指す。
また、テナントとして雑貨・鞄専門店「LAPAX WORLD」、旧・ユニー系の呉服店「さが美」、100円ショップ「ダイソー」、「ミスタードーナツ」「ケンタッキーフライドチキン(KFC)」、ゲームセンター「namco」など30近い店舗が引続き出店する。

MEGAドン・キホーテUNY魚津店

住所:富山県魚津市住吉600番地
営業時間:午前8時~翌午前0時
(4月14日~16日は午前9時~午後10時)

関連記事:原信下飯野店、2019年10月19日開店-原信、ショッピングセンター業態で富山市初出店
関連記事:フューチャーシティファボーレ・平和堂アルプラザ富山、2019年10月19日増床リニューアル開業-施設の7割を刷新
関連記事:イオンモール高岡、2019年9月14日増床リニューアル開業-新高岡駅前に「西館」、イオン北陸最大級の2館体制に
関連記事:大和高岡店、2019年8月25日閉店-御旅屋セリオの核店舗

トライアル日向店、2020年4月12日閉店-アスティ日向、33年の歴史に幕

$
0
0

宮崎県日向市の日向市駅前・上町商店街にあるスーパー「メガセンタートライアル日向店」が2020年4月12日に閉店する。

メガセンタートライアル日向店。

大型ショッピングセンター・アスティ寿屋が前身

トライアル日向店は、大型ショッピングセンター「アスティ日向寿屋」として1987年10月に開店。店舗面積は8,380㎡。建物は6階建て、売場は1階から3階で、寿屋が所有していた。 

アスティ日向寿屋(撮影:日向市教委)。

開店前は地元・上町商店街などの出店反対運動が起き、出店推進派と商店街を二分する騒ぎとなった。そこで、寿屋は地元貢献を標榜し、1階には吹き抜けのイベントスペース「アスティプラザ」、休憩所などが、3階に文化教室とスポーツクラブ、シアター、児童図書館、多目的市民文化ホールなどが、6階にイベント広場が設置された。イベントスペースには芸能人が来店することもしばしばあったほか、地域の団体や児童作品の展覧会などの公共的催事もおこなわれていた。さらに書店、CD店、ファーストフード店、ファッション店など多くの専門店が入居。寿屋が運営する高級品店や外商も出店し、大きな賑わいを見せた。

飲食街「遊食パーク」跡地(トライアル倉庫)。

なお、将来的なペデストリアンデッキ設置などの際のためにテラスなども設置されたが、使われることはなかった。

日向市の中心商店街に立地する。

寿屋の経営破綻に伴い、2003年4月に開店した「スーパーセンタートライアル日向店」(のちにメガセンターに改装)は、トライアルが建物を購入するかたちで出店したもので、宮崎県北部唯一の大型ディスカウントストアであり、その後に日向市駅高架化に伴う街路整備がおこなわれたこともあり、中心商店街の核として広域的な集客があった。

店内にある吹き抜け。

一方で、ショッピングセンター時代と比較すると近年は店舗の老朽化が極めて著しく、旧寿屋時代に店舗が整備された商店街内(店舗近隣)の花壇や植え込みが荒れ果てており、商店街に剥落したタイルが落下したり客が投棄したゴミが散乱しているが処置がなされないなどといった意見も聞かれていた。
(取材:2010年~2012年・協力:日向市商工会議所)

店内のようす。

トライアル、6月に細島のイオン近くに出店

トライアルは日向市から一旦撤退するが、2020年6月にはイオン日向店近くの郊外エリア(細島地区)に「スーパーセンタートライアル日向日知屋店」として縮小移転オープンする予定となっている。
アスティの今後については4月時点では発表されていない。
建物はトライアルが所有していることから、入居者が現れない場合は解体されるものとみられ、日向市駅前に巨大な空き地が生まれることとなる。

関連記事:MEGAドン・キホーテ延岡店、11月28日開店-ドンキ、宮崎県北初出店
関連記事:アークス・バロー・リテールパートナーズ、「新日本スーパーマーケット同盟」と銘打つ戦略的な資本業務提携を締結ー2018年12月25日に
関連記事:橘百貨店、ドン・キホーテが買収-2020年2月1日から同社の運営に

オンワードHD、2021年2月期までに約1400店舗を閉鎖-全店舗の約半数

$
0
0

アパレル大手「オンワードホールディングス」(本社:中央区日本橋、中核会社:オンワード樫山)は、2021年2月期中に国内外の約700店舗を閉店することを2020年4月13日に発表した。同社は2019年には約3000店舗を構えていたが、2020年2月期中にも約700店を閉店することを発表しており、併せて全体の半分近くにあたる約1400店舗が閉鎖されることとなる。

オンワードHD本社。

百貨店アパレルの雄、約半数の1400店を閉鎖

オンワードの起源となった樫山商店は樫山純三が1927年に大阪で創業。戦後は「オンワード樫山」として、おもに百貨店での高級スーツ・婦人服販売により急成長を遂げた。2007年には持ち株会社化し、商号を「オンワードホールディングス」に変更している。

閉店セール中の23区の店舗。

オンワードは「五大陸」「J.プレス」などのブランド名で知られる紳士服、「組曲」「23区」などのブランド名で知られる婦人服を中核に、「ポール・スミス」「カルバンクライン」などといった海外アパレルブランドのライセンス販売もおこなっており、大きな特徴の1つが中核ブランドの多くが「ほぼ百貨店内のみに出店する」業態だということだ。
そのため、今回の大量閉店はとくに売上の減少が続く地方百貨店にとって頭が痛い問題となろう。

今後は好調なEC事業を強化

オンワードHDは実店舗事業を縮小する一方で、2016年より開始した自社ネット通販サイト「オンワードクローゼット」などEC事業は好調であるといい、2020年2月期のEC売上高は前期比で30.6%増の約333億円となっている。
今後は、EC事業を強化することで経営を立て直したい考えであると思われるが、同社にとって「ショールーム」的存在となっていた実店舗の縮小は、EC事業にも少なからず影響を及ぼすこととなろう。

関連記事:アメリカンイーグル、2019年中に日本撤退-運営する「洋服の青山」カジュアル大幅縮小
関連記事:ローラ・アシュレイ、2020年3月17日経営破綻-家庭雑貨の世界大手、新型肺炎の影響で
関連記事:シティーヒル、2020年3月16日倒産-マジェスティックレゴンなど展開、民事再生法申請

大企業除く全事業者・フリーランスに「持続化給付金」支給-2020年4月末確定、条件は「売上半減以上」

$
0
0

経済産業省は、新型コロナウイルスの感染拡大により大きな影響を受ける事業者に対して、事業全般に広く使える給付金を支給する「持続化給付金」の概要を2020年4月13日に発表した。

売上半減以上対象、大企業のぞく全事業者に

持続化給付金の支給対象は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、売上が前年同月比で50%以上減少している者。
資本金10億円以上の大企業を除いたあらゆる事業者、フリーランスで、会社以外の法人についても対象となる。
給付の上限額は、法人が200万円まで、個人事業者100万円まで。
申請に必要な事項の詳細等については、4月最終週を目途に確定・公表するという。

詳細については画像を参照。もしくは「中小企業 金融・給付金相談窓口まで。
相談ダイヤル:0570-783183(平日・休日9時~17時)

関連記事:新型コロナウイルス肺炎に伴う臨時休業・営業時間変更店舗一覧
関連記事:イオングループ、2020年3月・4月のテナント賃料を減免-三菱地所・ルミネなども

イトーヨーカドー錦町店、2020年5月31日閉店-「リリイベの聖地」新星堂も閉店に

$
0
0

JR戸田駅近くにある埼玉県蕨市の大型ショッピングセンター「イトーヨーカドー錦町店」が、2020年5月31日で閉店する。

イトーヨーカドー錦町店(JRFウェブサイトより)。

ヨーカドーとしては首都圏有数の大型店、閉店に

イトーヨーカドー錦町店は2003年11月に開店。もともと当地には大日本インキ化学工業蕨工場があった。
建物は「日本リテールファンド投資法人(JRF)」が所有していたが、2020年3月までに同社の資産運用を委託する資産運用会社「三菱商事・ユービーエス・リアルティ」が不動産信託受益権を「三菱商事都市開発」に約45億円で譲渡することを発表していた。
売場面積は23,000㎡(イトーヨーカドー直営:13,684㎡)で、蕨市最大の商業施設となっているほか、アリオではない「イトーヨーカドー」店舗のなかでは有数の規模の大型店となっている。

「リリースイベントの聖地」としても知られた

イトーヨーカドー錦町店には、テナントとしてはコジマ、くまざわ書店、スーパースポーツゼビオ、Seria、ABC-MART、大戸屋、はなまるうどん、KFC、マクドナルドなど数多くの大手店舗が出店する。
1階吹き抜けのイベントスペースではCDショップ「新星堂」によるアイドルグループや演歌歌手を中心とした数多くのアーティストのリリースイベントが開催されており、イベントの聖地としても知られていた。
この新星堂も含め、各テナントはイトーヨーカドーとテナント契約していたため、基本的にヨーカドーの閉店に合わせて閉店するとみられる。

築16年半、跡地は未定

蕨市では2016年10月2日に「イトーヨーカドー・ザ・プライス蕨店」も閉店しており、錦町店の閉店に伴い市内のイトーヨーカドーは姿を消す。

蕨店も閉店済み。

錦町店の建物は築16年半と新しく、投資ファンドが保有するため今後もテナントを入れ替えて活用される可能性が高いものの、後継店舗などについては4月時点で発表されていない。
三菱商事グループはイオングループと関係が深い会社であるため、イオングループの店舗となる可能性もあろう。

関連記事:イオン赤羽北本通り店、2020年5月31日閉店-旧・忠実屋・ダイエー、建替えで
関連記事:イオンモール川口、2021年春再開業-建替前の約2倍に
関連記事:イトーヨーカドー・ザ・プライス蕨店、2016年10月2日閉店


フジ、サニーTSUBAKIを2020年4月17日に完全子会社化ー「エフカ」も導入

$
0
0

四国地方の地場流通大手グループ「フジ」(愛媛県松山市)は、地場食品スーパー「サニーTSUBAKI」(サニー椿)(愛媛県松山市)の全株式を2020年4月17日に取得し、完全子会社化する。

サニーTSUBAKI道後店。

一斉閉店と商品券騒動で話題となった愛媛のスーパー

サニーTSUBAKIは1954年創業。2020年現在は愛媛県松山市に古川店(旧・椿店)、桑原店、道後店の3店舗を展開する。
同社は長らく「サニーマート」の屋号を掲げ営業していたが、以前より高知県に本社を置く地場大手など、類似名称のスーパーが複数存在したため、2014年に現在の屋号に改称した。
屋号改称後は、同社桑原哲也専務(当時、通称:てっちゃん)を前面に押し出す販促キャンペーンで知名度向上を図ったが、2018年6月27日に本店を除く全店が一斉閉店、28日に民事再生法適用を申請するなど経営悪化が表面化したため、プレミアム商品券(てっちゃん商品券)を持つ多くの市民が押し寄せる騒ぎとなった。
その後、同社は同年7月24日にフジによる商品供給支援のもと桑原店・道後店を営業再開、2019年2月にはフジとスポンサー契約を締結、2020年4月11日には再生計画認可決定を確定していた。

エフカも導入-各地のスーパーを系列化するフジ

今回のフジによるサニーTSUBAKIの完全子会社化に合わせ、サニーTSUBAKI全3店舗では、一部商品やレジシステムの入替えを伴うリニューアルを4月15日から16日にかけて実施。フジと共通のEDLP型販促企画「毎日が安い!」やフジの電子マネー付ポイントカード「エフカ」を新たに導入するなど、フジ傘下の食品スーパーとして営業することとなる。
フジは2012年にフジ傘下となった「ピュアークック」(旧・ふじおか、廿日市市)、2014年にフジ傘下となった「スーパーABC」(松山市)など中国・四国地方のスーパーの系列化を進めているが、サニーTSUBAKIもこれらと同様に今後も屋号が維持されるとみられる。

関連記事:フジ、ニチエーを2020年3月2日に完全子会社化-福山地盤のスーパー、フジ傘下に
関連記事:フジ、三和ストアーから3店舗を譲受-2019年5月中旬の再開店を目指す
関連記事:三和ストアー、2019年3月15日全店閉店-呉地盤の中堅スーパー、60年の歴史に幕
関連記事:フジ、イオンと資本業務提携-フジはマックスバリュ西日本株を取得、更なる「関係の深化」検討
関連記事:フジ、2018年3月から店舗ロゴを変更へ-創業50周年で、新スローガンも制定
関連記事:フジ、サニーTSUBAKIとスポンサー契約締結-フジ傘下で再建目指す

関連記事:サニーTSUBAKI、2018年6月27日に本店以外営業できず-商品券販売直後で市民殺到

トライアル倉敷店、2020年5月17日閉店-旧サティ・パオ

$
0
0

岡山県倉敷市の新倉敷駅近くにある総合スーパー「スーパーセンタートライアル倉敷店」が2020年5月17日に閉店する。

トライアル新倉敷店。

ジャッキーチェンも来店-岡山一の人気スーパーだった

トライアル新倉敷店の前身となったショッピングセンターパオは1979年3月に開店。売場面積16,464㎡で、2階建て。地元主導型ショッピングセンター「パオ」と「ニチイ新倉敷店」(のちに新倉敷サティ)で構成され、テナントとしてアパレル「スズタン」、CD店「エステム」、ファンシー雑貨「りょうごく」、飲食店「赤い風船」「ドムドム」「サーティーワン」「クローバー」「ミスタードーナツ」などが出店。最盛期の年商は100億円以上あり、世界的スター「ジャッキー・チェン」など多くの芸能人イベントが開催されており、岡山県を代表するショッピングセンターとして賑わった。

道路側の入口はすべて閉鎖。
テナントゾーンは多くが空き店舗となっている。

しかし、1999年に「イオン倉敷ショッピングセンター」(現:イオンモール)が開店するなど競合ショッピングセンターの出店が相次ぎ、2001年にイオングループとなったサティは2002年7月に閉店。その後、一部専門店のみで営業を続けた。サティ跡は2005年5月ごろにはモーターボート競走の場外舟券場として活用されることが計画されたが反対運動から実現せず、2005年10月にパオ部分も含めてトライアルが出店した。
トライアルはサティの内装や旧売場をほぼそのままに1階のみを活用。トライアルとなった後もドムドムなど一部テナントは営業を継続したが、多くは数年で閉店した。
近年は店舗が薄暗く、老朽化が著しい状態となっていた。

2階は活用されておらずサティの看板が残る。

2010年にはトライアルの店長、副店長、保安員らが万引き犯を恐喝し、60万円を奪い取ったとして逮捕されている。
なお、トライアルによると、生鮮品売場は5月10日を以て閉鎖する予定。
建物は岡山市の不動産会社が所有するが、トライアル閉店後の建物の活用方法については4月時点は発表されていない。

関連記事:天満屋ハピーズアリオ倉敷店、2016年9月28日開店-イトーヨーカドー跡
関連記事:トライアル日向店、2020年4月12日閉店-アスティ日向、33年の歴史に幕

ウィズ原宿、2020年4月25日開業-「道」がある複合ビル、核は都心型イケア

$
0
0

東京都渋谷区のJR原宿駅前に、NTT都市開発の複合商業ビル「WITH HARAJUKUウィズ原宿)」が2020年4月25日に開業する。

WITH HARAJUKU.

原宿アパートメンツ再開発、10階建て複合施設に

ウィズ原宿は、原宿アパートメンツ、原宿第一マンションズ跡地などを再開発して誕生する複合施設。
建物は地上10階地下3階建て・敷地面積は約5,000㎡・建築面積は約4,000㎡・延床面積は約26,800㎡・商業面積は約11,000㎡となる。

完成イメージ。

運営はNTTグループの不動産ディベロッパー「NTT都市開発」、設計はTOD’S表参道ビルなどを手掛けた伊藤豊雄。
未来を紡ぐ“たまり場”」をコンセプトに、原宿駅前と竹下通りをつなぐパッサージュ「WITH HARAJUKU STREET」を中心とした「道の建築」をイメージしたといい、開店後は原宿駅からウィズのなかをウインドウショッピングしながら通り抜けて竹下通りへと向かうことができるようになる。

竹下通り側の出口。


駅から館内を抜けて竹下通りへ。

イケア、東京都心初出店-カフェも併設

商業ゾーンは地上1階~地下2階から3階と8階の一部。
核テナントとして1階と2階に北欧スウェーデン発祥の家具・インテリア大手「イケア」(IKEA)の東京都心初となる店舗(約2,500㎡)が出店。スウェーデンの味を開放的な空間で手軽に楽しめるカフェも併設される。

IKEA原宿。

そのほか、アウトドア「スノーピーク」(地下1階)、「ユニクロ」(地階・1階)、「資生堂パーラー」(8階)などライフスタイル雑貨、スポーツ、アパレル、コスメ、飲食店など複数の専門店が出店する。

屋外テラスイメージ。

そのうちユニクロには、ユニクロとジーユーが展開する着こなし発見アプリ「StyleHint」専用の売場「StyleHint原宿」、UT(グラフィックTシャツ)専用の売場「UT POP OUT」がそれぞれ初登場。また、アウトドア「スノーピーク」はカフェ併設の大型店で、当店限定商品も登場するとみられる。
また、一部には屋外テラスも設けられる。

館内構成。

3階には多目的イベントホール「WITH HARAJUKU HALL」(約300㎡・300席)、会員制コワーキングスペースや30分単位で利用可能なレンタルスペース「LIFORK 原宿」と飲食店。
4階から10階までは賃貸レジデンス「WITH HARAJUKU RESIDENCE」となる。

3階のウィズ原宿ホール。

また、地下2階・地下3階は駐車場などとなる。
なお、隣接地には1月に「@cosme」の旗艦店が出店している。

ウィズ原宿 商業テナント一覧
  • イケア(家具・雑貨・カフェ)※新業態
  • ユニクロ(ファッション)
  • ビューティースクエア(資生堂)(化粧品)
  • SABFA(ヘアメイクアップアカデミー)
  • 資生堂パーラー(レストラン)※新業態
  • オッシュマンズ(スポーツ)
  • EATALY(イタリアン)
  • オーバカナル(ブラッスリーカフェ)
  • ジ・アレイ鹿角巷(カフェ・台湾茶)※新業態
  • スターバックス(喫茶)
  • Snow Peak LAND STATION(スノーピーク、アウトドアなど)※新業態:カフェ併設
  • セイコーブティック(時計)
  • ドクターマーチン(靴)
  • MACCHA HOUSE抹茶館(カフェ・日本茶)
ウィズ原宿

住所:東京都渋谷区神宮前1-14-30
営業時間:10:00 – 21:00(IKEA、4月25日は11時開店)
(新型コロナウイルスの感染状況によっては開業日・営業時間などが変更されることがあると思われるため、来店の際には事前の確認をおすすめします)

関連記事:JR原宿駅新駅舎、2020年3月21日供用開始-旧駅舎は解体へ
関連記事:コロンバン原宿本店、2020年2月16日閉店-東急・神宮前再開発で「オリンピアアネックス」と共に解体へ

関連記事:@COSME TOKYO(アットコスメ・トーキョー)、2020年1月10日開店-@COSME最大の旗艦店、原宿駅前のGAP跡に
関連記事:東急百貨店東横店跡、2020年4月からイベント空間「渋谷エキスポ」に-1月9日から特別展示も
関連記事:渋谷駅前の「青ガエル」、2020年7月までに大館市に譲渡

北仲ブリック&ホワイト、2020年4月23日開業-歴史的建造物を取り込んだ馬車道駅直結の超高層ビル

$
0
0

神奈川県横浜市中区の横浜高速鉄道みなとみらい線馬車道駅上に、複合商業ビル「KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)」が2020年4月23日に開業する。

KITANAKA BRICK&WHITE。

58階建て高層ビルに歴史的建造物が取り込まれる

「北仲ブリック&ホワイト」は三井不動産レジデンシャルと丸紅が「(仮称)馬車道駅直結 横浜北仲タワープロジェクト」として開発を進めてきた複合施設。地下で馬車道駅と直結される。

馬車道駅と連絡。

建物は58階建てで、高層階は「ザ・タワー横浜北仲」(総戸数 1,174戸、5 階~45 階・52 階~58 階)とサービス付き長期・
短期滞在型宿泊施設「オークウッドスイーツ横浜」(総客室数 175 室、46 階~51 階、5月開業予定)となる。

建物構成。

複合商業施設「KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)」は北仲ホワイト/タワー棟1~2階、北仲ブリック/BRICK North棟1~3階・BRICK South棟1~3階に展開。総店舗面積は約5,950㎡。
このうち「北仲ブリック」は1926年に建設された歴史的建造物「旧・帝蚕倉庫事務所」をリノベーションしたもの。近年はアトリエや事務所などとなっていたが、この建物も新たなビルに取り込まれている。

下層階に取り込まれた北仲ブリック。


敷地構成。

核店舗は「ビルボード」「リンコス」

北仲ブリック&ホワイトのテナントは19店舗。2階には海が見えるマリンデッキが設けられる。

2階・マリンデッキ。

大型テナントとして国内外のトップクラスのアーティストが出演する「ビルボード・ライブ」が約300席の規模で横浜に初出店するほか、コンテンポラリーダンスを中心としたパフォーミングアーツの拠点となるダンスハウス「Dance Base Yokohama(DaBY)」、マルエツの高品質スーパーマーケット「リンコス」が出店。リンコスは578㎡で、年商目標は8億6000万円。商圏内居住者やオフィスワーカーのニーズに対応した鮮度・品質ともに上質商品を揃え、生鮮・惣菜の品揃えを充実させるとしている。

「Billboard Live YOKOHAMA」。

そのほか、小規模テナントとしてコンビニ「ローソン」、海鮮・日本料理店「きじま」、フルーツパーラー「水信フルーツパーラー」、天ぷら専門店「博多天ぷら たかお」、イタリアンダイニング「UOKIN(魚金)」、肉バル・ワインダイニング「DOURAKU CORRIDA」、中国料理「盤古殿 TERRACE」、ベーカリーカフェ「JEAN FRANCOIS」、カフェ「STARBUCKS」などが出店する。

1階に設けられる「歴史広場」。

なお、感染症予防のため、4月23日から営業するのはマルエツリンコスのみとなる予定。

北仲ブリック&ホワイト

住所:神奈川県横浜市中区北仲通五丁目57番地2 北仲ブリック&ホワイト
営業時間:9:00~22:00(リンコス横浜馬車道店)

関連記事:三井アウトレットパーク横浜ベイサイド、2020年中に開業-開業延期、旧店舗を全面建替え
関連記事:ユニクロパーク横浜ベイサイド店、2020年4月13日開業-三井アウトレット隣に「屋上公園つき」ユニクロ旗艦店
関連記事:JR横浜タワー、2020年5月30日開業-ニュウマン横浜・シァル・Tジョイが進出

みのおキューズモール、2020年4月23日リニューアル開業-イオン以外は開業延期に

$
0
0

大阪府箕面市の北大阪急行箕面萱野駅予定地近くにあるショッピングセンター「みのおキューズモール」が2003年の開業以来最大規模の改装を行ない、2020年4月23日から25日にかけてリニューアルオープンする。
追記:4月23日に開業するイオンスタイル以外は開業延期となる。(情報があれば修正する可能性あり)

みのおキューズモール。

旧・カルフール、開業以来の全面リニューアル

みのおキューズモール」は、2003年10月にフランス小売大手の「カルフール」を核としたショッピングモール「箕面マーケットパーク ヴィソラ」としてオープン。
その後、カルフールがイオンに売却されたため2010年3月にはカルフールとの店舗名称ライセンスの契約満了により核店舗が「イオン箕面店」へと変更となり、2013年10月には東急グループのショッピングセンター愛称「キューズモール」に改称された。敷地面積は37,466㎡。
今回のリニューアルのコンセプトは「To・gather」。人々のつどい・交流を示す「Gather」と、地域の方々に愛され、共に育っていきたいという想いの「Together」、2つの意味をこめたという。

イオンはCENTER棟にリニューアル-イオンスタイルに

今回のリニューアルでは、これまでのイオン箕面店棟(改装のたため2019年8月に閉店)をCENTER棟へと改装、イオンは毎日の生活に必要な商品・サービスをワンフロアに集約し「イオンスタイル箕面」として全面リニューアルする。

イオンスタイル箕面。

イオンスタイル箕面では、近畿地方の各漁港で水揚げされた地獲れ鮮魚や大阪府やイオン直営農場等で収穫された産直野菜・果物の取りそろえなど鮮度にこだわった地元食材を取りそろえる。
また五感で楽しむ食のライブ「Live kitchen」では、オープン以来展開しているロテサリーチキンの弁当やサンドイッチのほか、焼き立てパンや手づくりスイーツの展開もする。

650席の大型フードコートなど複数の新テナント出店

CENTER棟2階には650席の大型フードコートが新設され、配膳のお手伝いをするスタッフを配置して、買い物の合間にホッと一息つけるスペースとする。
フードコートでは、大阪名物の串カツやファストフード、キッズ向けメニューの充実などをおこなう。

650席のフードコート。

また、これまでもみのおキューズモールのテナントとして出店していた店舗のうち「109シネマズ箕面」「SPORTS DEPO」「ユニクロ」「GU」などが出店を継続するほか、今後EAST棟には「くまざわ書店」や手芸用品店の「手芸センタ-GRANDドリーム」、大型家電量販店「ジョーシン」などが順次オープンする予定。新規出店テナントは全部で38店舗、総テナント数は約110店となる。
さらに、リニューアルに伴い、これまでキューズモール内にあったステージを新たに「キューズステージ」として移設。
音響設備の強化など、プロアーティストや地域の発表の場としても使用できるステージとする。

キューズステージ。

また共有スペースでは「ギャザリングイベント」を定期的に開催し、マルシェなどを開催し、賑わいと交流を育む場所とするほか、無料で利用できる小型犬用のドッグランも新設される。
なお、感染症予防のため、当面は4月23日に開業する「イオンスタイル箕面」など一部店舗だけでの営業をおこなう予定となっている。
また、当施設前に設けられる予定であった北大阪急行箕面萱野駅は当初2020年度中に開業予定であったが、延伸工事の遅れから2023年度開業予定に延期されている。

みのおキューズモール

住所:大阪府箕面市西宿1-15-30
営業時間:(通常時)
物販10時~20時
飲食11時~22時
109シネマズ箕面10時~24時
(一部異なる店舗あり)

関連記事:イオンスタイル海老江、2020年3月28日開業-イオン野田阪神店そば
関連記事:EST FOODHALL、2020年2月19日開業-大阪駅東側高架下の梅田エストに

Viewing all 3762 articles
Browse latest View live